ipadの向こうにジョブスの皮肉な笑い顔が見えて
ipadを思いがけず贈られて喜び勇んで使い出したがWindowsマシーンのパソコンとは随分と勝手が違う。データのマネージがやりにくい。簡単でもマニュアルがあると分かりいいのだが紙のマニュアルは無くて中に入っているマニュアルもなにか違う。アレ と思うたびにジョブスの皮肉に笑う顔が浮かんでくる、ジョブズのポ
リシーの塊のように思えてくる。まずはポインターがなくて全てを指でしなくてはならない。入力文の修正がやりにくい。ファイルフォルダを新たに作って格納する、ということができない。そもそもがiphoneを大きくしたのがipadなんでパソコンと同じように扱おうとすること自体が間違っているようだ。使っているとパソコンからデータを送りたくなる、これが色々厄介なことを引き起こす。USBでつなげば直ぐできるという類のものではない。icloudとitunesを使うことになる、icloudだけでは画像とメモしか送れない。勿論メール添付で送ればなんでも可能だがいかにもオフラインだ、かったるい。写真をitunesで送るとipadで受けた写真はipad側から消せなくなる。非常に奇妙な感じがする。ipadは受身の立場になっているということらしい。限りなくいらいらしてくる。そもそもitunesからの写真の転送はいらつくほど遅い、その上itunesを使い始めるとicloudにパソコンからアップした写真が読めなくなる、なにか拒絶されているように思えてくる。itunesは基本的に音楽をダウンロードするサービスのために作られている、付随する機能が転送なのだから少々のことはあきらめるほかないのだろう。青空文庫のデジタルブック形式ebkも読めない、アプリも配布されていない。日本の文学でも米国のサイトから読みに行けばweb上で縦書きのブック形式で読むには読めるが、それも奇妙だ。表形式のアプリ、numbersというのをアップルストアから850円で買ってみるがこれはひどい。無料で出回るレベルの表計算ソフトだ。Excelが読めるといっても(気象の計算に使っている)ちょっとした計算のシートも読めない、なかば騙してでも儲けたいというアップルの思いが見えてくる。パソコンのように使おうとするipadに楽しさはない。
しかしインターネットの道具と割り切れば使い心地はいい。字が楽に読める。EMobileのポケットWiFi/EMチャージと組み合わせると別にソフトバンクと電話契約しなくとも気楽にどこでも使える。結局Windowsパソコンも使うしipadも使うということになって思想の違う道具をいしょくたにいじることになる、ガチャガチャしてくる感じは避けられないが、それはそれで今風で面白い。Windowsパソコンの役割も次第に鮮明になってくる。とにかく手にしたものは文句を並べずに慣れて楽しんでいくと少しばかり世界が広がったような気がしてきて何だかいい。
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