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2012年11月12日 (月)

ムチンの話

2週間少し前テレビのためしてガッテンという番組を何の気なしに見ていたら視力の話をやっていた。眼球の表面のねばねばした液(ムチン、mucin)が切れてくるとドライアイになって見え方がゆがんで視力が落ちてくる、ムチンの分泌を促す目薬を使うとこれはかなり改善されうる、この目薬は最近普通に眼科で処方してくれる様になった、世界中で日本だけだ、との話だ。このところ視力が落ちて眼鏡屋でもなかなか補正できなくなっている、これかもしれなMucin い、と頭に入った。眼医者へ行かねばならないが 眼医 者というととにかく混んでるというイメージがあってなかなか出かけられない、2週間ほどしてやっと時間が作れて忘れないうちにと出かけた。近くの眼科だが恐れたとおり1時間半待ちでやっと診察に及ぶ。診察前に症状を用紙に書いて出すやり方の医院で、ムチン分泌促進の目薬処方を希望するむね書いておいたら、テレビでやってたあれですね、と話が早い。一通りの検査をしてジグアスというジクアホソルの入った目薬を1か月分出してくれた、確かにこれだ。1日に6回さすことになっている、2時間半おきとは忙しい。早速点眼を始める。確かに数回目でちょっと見やすくなった感じがする。これはいいようだ。視力がいくら戻るかは分からないが見やすくなっただけで随分気分がいい。
病気というのはだんだん治療法が良くなっていて、短絡的に切ったり手術したりせずに先延ばしする時代になってきたかなと思っている。視力が落ちてきたら白内障が主因なので白内障の手術をして水晶体を人工のレンズに取り替えればひとまずよくなると医者に言われてきたが、手術というものはどうにも気が進まない。人工レンズは調整機能の無い単眼というのもあってとにかく遠近両用メガネで先のばししていた。気になる免許も眼科で細かく調整した処方でメガネを作り直し5ヶ月前に更新はなんとかクリアした。しかし先延ばししていると少しはいい話も出てくる。ムチン分泌で画期的に視力が良くなるというものでもないが、近視が更に悪化するのを食い止められるかもしれないと期待している。

時代は進む。人間はサイボーグのようになって寿命を延ばすことになるかと思っていたが案外に優しい技術が現れてくるのが頼もしくもある。

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