キバラガラには会えなかったけれども
キバラガラという鳥が福岡市近郊の春日公園に出没しているという記事が春日公園のホームページをはじめnetのあちこちで引っかかるのでなんだろうと見に行った。図鑑にも出ていない珍しい鳥らしい。天気も小春日和だしナビでは春日公園まで所要時間16分と出る、近い、ちょっと出かけるのに丁度いい。終戦後米軍の春日原キャンプのあったあたりで、この公園もその一部ではなかったかとの気がする、人工的だが広い。駐車場から右回りにぶらぶら歩いていくとやけにメジロが多い。自然風公園とある所に進んでいくと望遠レンズで鳥を狙っている風情の人がいる、聞けば茨城から来たという。キバラガラが出ているというのでやってきたらしい、恐るべし。キバラガラには出くわさないがカラ類も飛び交ってなかなか散歩するの良いところだし、ジョギングにも良いようだ。中央の巨大な噴水の周りを歩いていくと野鳥撮影隊が集まっている。噴水から流れ落ちる浅い水路に野鳥が水浴びに来るのを狙っているようだ。キバラガラはと聞くとまだ見ていないとの声が返ってくる。ふと上を見上げると連れがレンジャクのように見えると言い出す、まさかと思って見ると明らかにレンジャクだ。ヒレンジャクが殆どで中にキレンジャクも僅かにいる。30羽くらいの群れが水路の周りの落葉樹に
集まっている。結構近くて双眼鏡でよく見える。ヤドリギもズミも無いのだが水場が魅力的なのだろう。綺麗だ。そのうちマヒワの群れも現れる、やはり水浴びを狙っているようで順番待ちの風さえある。マヒワの黄色がことのほか鮮やかだ。キバラガラのほうは一向に現れる気配が無いのでまたぶらぶら散策を続ける。シロハラやツグミがいたり大味の公園の割には色々鳥が出てくる、常緑樹が多いがなかなかいいところだ。
福岡周辺の鳥見も手軽な割りに面白い、住めば都となりそうだ。
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