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2013年4月18日 (木)

ふるさとに戻ってかすれた思い出と共に暮す

時間ができると天気がよければ鳥見に近くに出かけている。描きかけの絵を完成させねばと思ったり、そろそろインターネット俳句会に投稿しなければと思ったり、対馬の旅行プランを詰めなければと思ったり、いい加減電子ピアノを発注せねばと思ったり、泳ぎにも行かねば、ジョギングも始めてみなければ、写真も整理して投稿しなければ、気象のソフトももう少し手を入れなければ、家の手入れや庭の手入れもそれなりにはやらねば、etc,etc,etc、ふと書き並べただけでもやることは随分ある、何だかのんびりするようでもない。時間ができるというより時間を作って鳥見に出かけるというのがより正しい表現のようだ。
3日前はわじろ干潟へ、一昨日は油山に鳥見に出かけた。わじろは日本野鳥の会の定例観察会だ、冬鳥はもうかなり渡ってしまったのであまりいい時期ではないが、わじろの周り方のMagamo2 標準を知っておかねば、という思いがあった。集合場所の和白駅前公園に行って見るとやはり年配者が多い、栃木での野鳥の会の観察会は稀にしか行かなかったがもう少し若い人がいたように思う、何とはなしに福岡では鳥見は年配者の遊びという雰囲気が濃いような気がしている、活動的な町なのだろう。回り始める、満ちてくる干潟ではホウロクシギが3-4羽ゆったりと餌をついばんでいる、あとはマガモの群れにヨシガモやヒドリガモが混じる程度でおおっという鳥は出てこない、それでも浜辺の茂みに旅の途中のノビタキが姿を見せたり、この時期ならではの雰囲気がいい。わじろ干潟はあちこち歩き回るのが正しい見方と解った、少々疲れる、でもいいところだ。
油山に出かけたのは和白の参加者から油山でキビタキとオオルリが出始めた、と聞いたことによる。油山の名前は椿油伝来の地で日本で始めてここで椿から油をとることをはじめたことに由来しているらしい。翌日も天気はいいし近くということもあって、また出かけた。油山ネイチャーセンターは月曜は休みだったのでどこら辺で出ているのか情報が無い。この辺だろうと「水の森」まで下りて沢沿いに上がってみる。確かにオオルリの鳴き始めのような声が聞こえてくる、まだ相当に下手だ。姿は遂にみつけられなくて、こんなものかと舗装路まで上がって戻り始めると、右手の沢でコマドリが聞こえたような気がする。まさかと思うが渡りルートだから何が来てもおかしくない。脇に入って録音を始めると、寄って来る様にあちこちで鳴き声がする。少なくとも4羽いるようだ。随分と近くで鳴くのもでてきて、なんとか姿が見えないかとキョロキョロするが、見つけられない。しょうがない、コマドリはまだ1度しかその姿を見たことが無い、そんなもんだとあきらめるが、それにしてもこの油山は思っていた以上に鳥は面白いようだ。Yamagara
小さい頃に油山には何回か来たことがあるが鳥の記憶は無い、しかし街を走っていても、ここは幼い頃に自転車で下ったことがある、と記憶がふと蘇ったりすると こうして年月を経てまたふるさとに戻ってかすれた思い出と共に暮すのもいい生き方のように思えてくる。とりわけ楽なところに住み始めたからかもしれない。それにしても今日は何から順番にやっていこうか。

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