電子ピアノを買う
ネットで発注していた電子ピアノがやっと届いた。引越しで昔買って子供が弾いていたヤマハピアノは売却してきたので何かその代わりに、といくつか資料を取り寄せたり聞いてみたりして考えていたが、ヤマハが昨年末出したP105というキーボードスタイルの電子ピアノが
どうやら最も適していると思われてそれをオーダーしていた。電子製品は新しいものほど性能がいいのはここでも同じで、スペックを見る限り音やタッチの性能上は上位機種と遜色ない、機能が多くて遊べる分楽しい機種となっている、おまけに軽いと今から買って家の中であちこち移動して楽しむには丁度いいように思えて、これこれという感じだ。価格も随分割安でピアノを売った代金をあてても十分なお釣がくる。ネットで発注したところその日は休業日だったとかで足掛け5日もしてやっと届いた。スタンドは汎用のキーボード用のものを別途頼んでおいたらそれは直ぐ来て手持ちぶたさに玄関ホールに置かれていた、ピアノのほうには遅かったからかヘッドフォンがおまけについてきて遅いと文句を言うほどのことでもない、こんなものかと思ってしまう。ともかく揃った。
弾いてみると、勿論まともな指使いはできないのだけれども、タッチは売却したピアノと大差ない(目をつぶると解らない)、音も本物のピアノのようだ、充分だ。音色が色々あるほかに不思議な機能がついていて、左手で和音を弾くと勝手にアルペジオに分解して伴奏を弾き続けてくれ右手でメロディーを弾けばいいという仕掛けもある、試してみるとどうにも伴奏が同じテンポで機械的で面白くない、演奏は簡単には機械化できないようだ。プロが弾いたデモ曲が50曲も入っていて、一種のプレーヤーのように曲を自動演奏してくれる。デモ曲のテンポの変化をメトロノーム機能で出してみると、勿論一定のテンポで弾いていない、随分な緩急が明瞭にわかる、こうだよな、と妙に納得する。当面これで遊べそうだ。
本物のピアノのように何十年ももつということはないだろう、使い捨てのようなものだろう、しかし充分だし気楽だ。こんな風に進化していく時代なら未来も明るいかもしれない、そんなことも思ってしまう。それにしても遊ぶ手札が増えていく、外はもう緑の5月がそこまできている。
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