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2013年4月11日 (木)

気象の予測範囲が未来に伸びていく

気象庁から毎日公表される気象予測数値データ(GPVデータ)が3月の終りから予測範囲が従来の8日後までが11日後までへと3日分先の未来まで延びた。11日先の予測が出れば何処かへ出かけようという行動予定には相当に有益だ。宿の予約も気楽に変更したりもできる。しかしどのくらいの信頼度なのか気になるところではある、しばらく眺めて実感を感じるほかない。読み出すソフトの改修も楽ではないが、このところ時間を割いてデータ切り出しソフトや表示ソフトを変更していた。データの説明文書は得られないのでこれまでのデータの組み立てから想像して変更するほかない。一昨日くらいからやっと表示できるようになって見て 264yosoku2 いる。今月の17日にちょっとした用があるのでそこを見ているが一昨日の段階の9日先のデータでは福岡は雨だったが今日見ると曇りくらいで済むと出ている。天気図でみると前線を伴った低気圧が17日に北部九州にくるはずが少し南にいくという予測に変わってきている。全体としては太平洋の高気圧が弱まる代わりに日本海に高気圧がくるという予測に変わってきているが シベリヤや中国の状況はあまり動いていない。特に太平洋の高気圧・低気圧の変化が大きい。考えてみると太平洋の高層気象予測にはその予測の基本となるバルーンによる観測データが殆どない、特に北半球でも太平洋の北側部分は皆無の状況だ。僅かな南の島と北の陸地の観測点の値から広い海洋上上層の気圧や気温、湿度を推定していることになる、ちょっとした初期条件の変化(すなわち日々の観測の変化)が9日も先の予測には大きく響いてくるのはいかにもありそうだ。夏や冬の比較的安定した時期ならば予測も当たりそうだが春や秋の動きの激しい時期は難しそうな印象がある。
思い直せば所詮未来予測だ、きっちり当たらないほうが生きていて気楽かもしれない。明日には明日の風が吹く と呑気にしているほうが 10日先までそんなことは決まっているじゃないか というより はるかに楽な人生が送れるような気がする。
きっと100年後になればそれくらいの予測は当たるのが当然の世の中になっているだろう、500年もたてばどこまでいってしまうだろうか、幸せな世の中に向かって人類は進んでいるのだろうか、そんなことも考えてしまう。

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