当たりが続く
最近何故かくじにあたるようになってきた、今までこんなことは無かったが不思議な感覚だ。はじめは大したことではないが引っ越して直ぐに山口のきらら浜への野鳥タダツアーが当たった、なかなか良かったが、次は北九州の旧松本家住宅特別公開に当たった、次はミュージアムウイークで出かけたら特別展(マリーアントワネット展)の入場券が当たり、更には博多座の船乗り込みの市民乗込20名枠に当たった、いずれも金銭というより当たって欲しいものが当たっている感触で不思議な気がしている。
鳥はハズレもあるが大当たりもある。もう10日くらい前のことになるが福岡市南の
油山に朝から野鳥の録音に出かけた帰り、春のタカの渡りが見れるかもしれないと、油山片江展望台に寄ってみた、タカの渡りの観測ポイントとして有名だ。たまたま寄ったのだがこれが大当りの日だった。カウントしている方が2人張り付いていて、最初はのんびり話していたがそのうち次から次へと南西側からハチクマが現れては油山上空に数十羽のタカ柱を形成して北東の立花山方面に向かって出発していく。これ
はすごい、休む間もなしになってくる。白樺峠でも伊良湖岬でもこんなのは見たことが無い。高度が高いので写真にはっきり撮れるということではないが、すごい。春の渡りはもっとのんびりペースと思っていたがこんなこともあるんだ。西から来ているので五島列島経由と思って見ていたが戻ってネットで調べると秋のハチクマは五島列島経由で中国にわたるが春は中国奥地から朝鮮半島の北に一旦北上したものが対馬を経ながら南下している。今まで発信機をつけてデータを取られた個体全てがそういうルートだ。確かに日本から中国へ渡る場合と違って中国から日本へ渡るには朝鮮半島経由の方が間違いが起こらないし途中の山地で充分餌も獲得できそうだ。今回も唐津辺りに上陸したものが背振山南斜面の上昇風を利用しながらここまで飛んできたようだが、或いは一気に海を渡って五島経由で飛んできた個体もいるのかもしれない、何しろ数が多い。何処かに溜まっていたのが風と上昇風の良い日に一気に動き始めた感じがする。どこに溜まっていたのだろうか,名護屋城あたりだろうか、背振の山頂から西の辺りだろうか。来年はさがしてみよう。カウントのほうは14時過ぎの段階で1000羽を超えていた。カウントの方も春でこんな数は経験がないという。
何だか当たりが続いている、こんなことは長くは続かず、アベノミクスの株相場のように、そのうちハズレばかりが来るのだろう。しかしセレンディピティということがある、当たる時に手を一杯に広げていく、それがチャンスをつかむということのように思える。偶然に身を任せるように転がしていく、何だか面白い。
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