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2013年6月 6日 (木)

アニタオデイがよくて

アニタオデイのMOSTを最近聞いている。引っ越して整理したこともあって、以前よりMost CDやレコードを聴く時間が増えた。あらかた手持ちのCDも聴きつくして図書館からCDを借りてきては複製するパターンに入っている。福岡の総合図書館はCDは決して多くは無いが何故かCDの総数ではまさる宇都宮の図書館よりJAZZの名盤といわれるアルバムがきちんと揃っているように思える。アニタオデイのMOSTをちゃんと聴くのは情けなくも初めてのような気がしているが、昔色々聴きあさっていていた時にどこかで聴いていたような気もする、しかし向き合って聴いた記憶が明瞭でない。ピーターソントリオとの共演の速度感がいい、This is ANITAよりこちらの方が聞いていて気持ちがいい。
昔は白人女性ボーカルはクリスコナーが一番と思っていた時があった、クリアーな英語が本物の貫禄を醸し出していたように感じていた、いかにも洗練された白人のJazzという雰囲気だった。近頃はアニタがいい、人種を感じないのがいいのかもしれない、何か自由で楽だ、年のせいだろうか。今の自分の雰囲気に通じているような気がしている。
ヨットを始めた。海から離れた土地で長く暮していた反動かもしれない。全く初めてYacht だ。福岡市は市でヨットハーバーを運営していてどんな感じかと様子を見に行ってみるとちょっといい。シンプルでクリアーな感じがする、都会風だ。ビギナーのヨット教室があるというので予約して参加してみることにした。始めるにしては遅すぎるかと不安もあったが当日準備して出かける、教室に入ると年配者が多くてややホッとする、似たようなことを考えている人はそれなりにいるようだ。講義は市の職員だったが、実際に教えてくれるのは地元のヨットクラブのメンバーだった。ジブ付きのディンギーに乗る。空模様は懸念したとおりの小雨だ、雨は雨具をつけるとさして気にならないのだが風が無いのには困った。漂うように湾内に浮かんで、以前ハワイのカイルアでポポイア島に向けてカヤックで漕いでいったときの強風を思い起こしていた。あの時はあまりの強風に途中で横波をくらって沈してしまった、風は強すぎるのは困る。ヨット教室の天気は勿論事前に予測していて 風は弱い方が最初はいいのだろうくらいに思っていた、ほぼ予測どおりだったのだが、ヨットではあまりに弱いのも困る、時折吹く僅かな風を利用して練習するが今から振り返ると風待の時間ばかりが思い出される、強すぎるのも困るが無いのも本当に困る。
ヨットの練習としては散々な天気だったが、自然そのものを相手にすればこんなのは普通だとも思う。OSSCという世話をしてくれたヨットクラブに一応入れてもらうことにして暫くやってみようと思っている。新しいことを始める時の期待というより不安の種が次々に頭に浮かんでくるのをなんとかなるさと片っ端から振り払っている。この感触もなかなか悪くない。
なんとはなしに手を広げすぎているような気がしてきて時間が足りなくなる雰囲気がある。
昨夜はホタルを見に那珂川中流の中之島公園というところに出かけた、那珂川といっHotaru1 ても那須から流れ出る川ではなくて福岡市の真ん中を流れて博多湾に注ぐ川だ、九州で那珂川といえばこの川のことになる。人も多かったがそれにも増してホタルがよかった。数百はいてゆったりと飛び交い或いは同期してネオンのように点滅し 見たこともない状景を展開してくれる。栃木ではついぞこんな光景には出くわさなかった。中之島公園のほたるがいいとの話はアカショウビンを求めて油山を歩き回った帰り油山の自然観察センターで話しているときに教えてもらった、アカショウビンのほうも次の日に声が聞こえたとのメールが入ってどうやら来てはいるらしい。
動いていると色んな話に引っかかる。ヨットも始めてみるとどういう風に拡散していくだろうか、広げられる手がある限り広げてみればいいじゃないか、アニタオデイを聞きながらそんな風にも思っている。

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