野鳥を見たり本を読んだりして今年も始まっていく
冬らしい日が続いている。冬は野鳥を見るにはいいのだが寒いとどうしてもおっくうになる。それにデジスコに使っていたニコンのコンデジカメラの調子が悪くなりせっかく作ったデジスコキットが使えなくなっていた。代わりに購入した防水タイプのCoolpixs-S31ではとても取り付
かない、遠い干潟の写真は半ばあきら めていた。
年初めに今津浜にクロツラヘラサギを見に行った時、思い直して昔やっていたようにスコープの接眼にカメラを押し付けて撮ればと試してみたら思いのほかうまく撮れた、なーんだ暫くはこれでいくかと思ってしまっている。
写真が撮れそうだとなると和白浜にも久しぶりに行ってみようとの気にもなる、写真のための鳥見はするものではないとは思っていたが心が動かされるのはどうしようもない。
丁度野鳥の会の観察会もあり和白浜に行ってみるとミヤコドリが8羽くらい来ている。ツクシガモも相変わらず美しい姿を見せる。押し付けデジ
スコでは写真を撮るのはどうしても時間がかかるがとにかく何かしら撮れて後で反芻できるのがいい。ハマシギやミユビシギ、シロチドリが遠くの砂州に昆虫のように動き回る。ミサゴがじっと杭にとまっている。スズガモの大群やカンムリカイツブリも遠く望める。下げ潮でどんどん波打ち際が遠のいていくが鳥は思いのほか多くて面白い。
予想通り次第に冷たい西風が吹き込むようになって寒さはどうしようもないが冬の干潟は見ていて飽きない、しかし重いスコープを抱えて駐車場所から遠くはなれて歩き回るのは体には良くない、膝が重くなる。
それにしても一週間ほど前に行った今津浜ではコハクチョウが3羽来ていた、こうも寒いと本州どまりの渡り鳥も九州まで来てしまうのだろうか。総じて冬鳥は多いような気がしている。もっとあちこち出かけてみたくなる。
村上春樹の「色彩の無い多崎つくる・・」の本の順番がやっと回ってきたとの連絡が図書館からあって直ぐにピックアップに行く。読み始めると村上春樹は例によってスラスラ読み進んでしまう、今度は亜次元空間が登場しない普通の小説に仕立てられている。個人的には亜次元空間が現れる村上春樹の方が好きなのだけれどもこれも面白い。しかしノーベル賞は無理かもとも思ってしまう。
本も小説ばかりでなく九州王朝説がちょっと刺激的でリアリティがこの地では感じられて書かれたものを幾つか読んでいる、あれこれ興味は尽きない。
やるべきと思うことを書き連ねると直ぐに紙2枚にはなる、どうしようか。今年はどんな年になるのだろうか、だんだん動けな くなっていくような気がして不安もかすめるが、それはそれで受け入れればいいだけさと気軽に考えて動くことにしている。もう1月も半ばだ。
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