正月が来て
年が明けた。午年ということになっている。午とは正午の午にあたりピークであり衰弱の兆しが現れる様ということらしい、転換の年とみることもできる。馬はあとでくっ付けられただけで馬が午というわけではないようだ。経済ではジュグラー循環という設備投資に起因する景気波動の周期がおよそ10年で十二支の周期にやや近い、最近の景気変動は大きくはジュグ
ラーの倍の20年から24年くらいの周期になっているので確かに1990年のバブル崩壊から数えると転換点に達している年にはなりそうだ、衰弱の兆しというとデフレの衰弱ということになるのだろうか。十二支も馬鹿にはできない。
年賀状がくる、ワープロソフトで書かれた表書きが続くが時々全く同じフォントがある。毛筆を模しているだけに全く同じフォントが出てくるとやや興ざめの思いがするものの去年までは気がつかなかったのは生活を変えてどこかゆとりができてきたのかもしれないとも思ってしまう。新しいフォントのよう
な気がして何だろうと調べてみる、自宅にあるパソコンには入っていないフォントだ。ネットの検索でフォントを沢山出して眺めていくとじきに見つかる、C&G流麗行書体というフォントだ。これを使うソフトはと、更に調べて行くと「筆まめ」だ、なーんだ、ということになる。思い直して去年の年賀状も調べ直してみると幾つもこのフォントが見つかる、気がつかなかっただけということの様だ。去年一年かけて細かなところまで自分の生活の変化が及んでいっている様を感じる。正月らしい。
こんな風にしてまた新しい年が始まる。緩い暖かい新年だ。どんな年になるのだろうか、未来を見渡すのはいつも気持ちがいい。
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