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2014年3月18日 (火)

上空の風が降りてきて風が強いヨットレースに

大分暖かくなってきた。ヨットもディンギーの練習を久しぶりにやるのもいいかとこの日曜日ヨットハーバーまで出かけた。前日予想では風は6m位で少々きついが何とかなるだろうと思っていた。当日の朝のMSMによる予測では7mに近い風とでる、天気図では日本海の低気圧が東へ去り気圧の尾根が近づいてくるという形で普通に考えれば風が強まるとは思えないのだが計算ではそうなっている、それも昨日の予測より強めている。
Oni 計算データを細かく見ると850hp以下位の高度では温位の高度方向への変化がフラットになっている、上空の風が降りてくるといわれるパターンになっている。低気圧が抜けて上空の風自体は弱まっていくが地上はかえって強まり高度で風の差が無くなってくるという予測計算だ、解りにくい。温位がフラットになれば下降風で降りてきた大気が断熱圧縮で気温が上昇しても周囲と同じ温度となり回復力が無く降りてき続けうることになるという仕掛けだ、高気圧の下降気流部分で起こる強風ということになる。
本当だろうかとハーバーにでかけて風はとみると予想を上回るほどに強い、本当に上空の風140316 が降りてきているようだ。
瞬間風速は10mを超えることがあり、この日のヨットのクラブレースは天気待ちとなった、一応8mを超えると出艇しないというルールにしている。1時間ほど様子見していると少しは下がった感じがしてGOとなった。
暫くディンギーは乗っていないこともありこの風ではスキッパーは無理とばかりクルーに専念することにしてクラブレースに出場する。
西風では湾内の吹走距離(海面を吹き渡ってきた距離)が短いため波高は大したことは無いが三角コースで5レースも行うと次第に疲れてくる、風がやや北に寄ってきて波高が高い波が押し寄せるようにもなった5レース目についに沈してしまった。同じタイミングで別艇も沈している、まだまだ、とあきらめず必死に沈起こしをしてレースを何とか続行して結果を待つ。集計結果はめでたく2位となった、5レース合計での判定だ。
手にも擦り傷ができたり体のあちこちに痛みが残ってぼろぼろだが、時にはこんなハードな運動も悪くは無い。

それにしても風の予報は難しい、気象庁のGPV計算データが素直に信じがたい時がしょっちゅうあるし、海上で現実に遭遇する風が予想通りということはまだ少ない。しかし、予想し身をもって結果を確かめる、違っているのは何故か考える、次を予測する、気象であれ何であれいつまでたってもこんなサイクルは楽しい。

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