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2014年6月22日 (日)

小型船舶操縦免許を取る

前から海で遊ぶなら最低限の免許くらいは取るべきと思っていた。ヨットも始めたことだし最低Umi 限の法規や約束事を理解しておくべきだ。
調べると小型船舶操縦免許2級が入り口となるようだ、20ton未満が小型で2級は沿岸水域に限られるが対馬に渡ったりするのでなければこの免許で国内は大概のところには行ける。
問題は試験だ、学科は自習するにしても実技はどこかで講習を受けねばならない。安いところはないかとネットで探してみると福岡市内に平日で実技試験免除のコースを7万円で開いているところを見つける、7万円は安くはないが学科実技免除では10数万円というのが世間相場のようなのでしょうがない、そこに行くことにした。
早速申し込んで出かけると直ぐに実技が始まる。海に出て説明を受けながら一回お手本を見せてもらってその後自分でやる、というやり方で次々に試験項目を進めていくのだが、大抵は1回やると「はいOKです」となる。難しくない。人命救助と着岸、離岸は少しは講習の雰囲気があるが教えられたとおりやると難しくも無い、2度もやるとOKです、となる。
乗船前の船の点検要領やロープの結び方の講習があって実技は終わり実技合格、学科は解説書と問題集を渡されて試験頑張ってくださいといわれて全てが半日で終わる。何だという感じだ。
身体検査は近くの医者を紹介されて行くと要領よく視力、色紳、聴力、全般検査をしてくれる。3000円と普通の料金だ。もっとも身体検査は学科試験の前に試験場でも受けることが出来て見ているとこちらのほうがずっと簡便で実質的で本当は試験場で受ければよいようだが、コースで免許取得を請け負っている立場としては身体検査で落ちるような人を受験させる訳には行かないということなのだろう。
学科試験の受験は申請手続きや合格後の免許申請も含めて手続きは全てやってくれて、こちらは受験会場に行ってとにかく受けるだけでいい。渡された問題集を10日位繰り返しやっておくと殆ど全問正解できる。これは易しい試験だ。
7万円は結構いい商売のように思える。実技も含めて全部自習して受けると受験料や何やかやで1回3万円くらいかかる、1回落ちるとこちらもそれほど安くは無い。それに実際の海での命は自分自身で守るほか無いのだから短い講習でも一応教えるので後は自分でやって下さいという立場は無責任というわけでもない。むしろそうしたものだ、自分で学ぶほか無い世界だ。いいところを突いているビジネスだ。

試験の2日後に学科合格をネットで知って10日程して免許証が送付されてきた。なんだこんな試験と思っていたが免許証を見るとちょっと気分がいい。
確かに年を取るとことさら資格を取るという行為そのものが得やすい達成感を与えてくれるようだ。まだ何かができることの確かな証明を得たいという心の底のほうの思いが満たされるからなのだろう。次は1級も受けてみるか、試験に使われる練習用海図をセブンネットで取り敢えず購入して眺めている。

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