RAWをRawTherapeeで現像する
なんだか寒くなってきた。去年の気温と比べてみると少なくとも11月は今年の方が総じて暖かい。ここ数日でぐっと寒くなっただけのようだ。暖かい晩秋にこのところ慣れてきたのが少しばかり外れると余計に厳しく感じるということらしい。
寒い時は寒さを楽しむのが一番なのだが出かけるのも億劫で近くを散歩するくらいで過ごしている。
今日は西風が強くて寒い日だったが新市楽池に回っていくとハシビロガモやバンが相変わらず忙しく水面を動き回っている。
隣の市楽池の周りではシロハラが数を増して目につくようになっているしアオジの5羽位の群れも小道に出てきたり、冬が来たのだなとしみじみ感じる。
寒くなって外出が減ったこともありこのところ写真をRAWで撮るようにしてパソコンで時間をかけて焼き出しているがこれに少々手こずっている。
焼き出しソフトにはペンタックK5についてきたPentax Digital Camera Utility4を使っていたが処理が重くて苦労する割りにjpg出力を加工するのに対して大した優位性が感じられずに困惑していた。
何とかせねばとnetでfreeのRAW処理ソフトを探していたところRawTherapeeというソフトに行き当った、それなりの評判だ。とにかくダウンロードする、lightroomの評判が高いのは解っているが無料で済めばそれに越したことはない。
使い方がすぐには飲み込めず丁寧な日本語
訳マニュアルもダウンロードして暫く試していてようやく少しはわかってきた。
確かにトーンを 自由に変えられるしノイズ削減やシャープの機能もいくつもあって”現像”ソフトとしてはそれなりの使いでがある。でも自由度が大きいだけに自分の思うトーンに落とし込むのには結構手間がかかるしファイルの操作もRAWファイルが大きく処理がどうしても遅くなる。jpgの加工で済むくらいの写真は出来るだけカメラ出しのjpgを加工するとし RAWから焼くのは限定するようにして何とか収まってきた。
しかしみるからにピンボケの写真を救うことはやはり無理で、結局は撮る質を上げるのが手間を減らす早道のようにも思えている。
こんなことが出来るようになったのもSDカー ドの32GBが随分安くなったことや何のかんのいってもパソコンの性能が上がってきたことに大きく拠っているように思う。
しかし時々アナログのフィルムから進歩しているのだろうかと思う。
昔の写真家の撮ったような写真は機器が幾ら進んでもデジカメをいじくりまわしているだけの素人には撮れない。
そうはいってもいつかは新しい地平を切り開けるのではないだろうか、それをほのかに期待しながらまた写真を撮っている。少しずつでも自分を巡る何かは変わっていくかもしれない、それで十分だ。
(添付は上がカメラのjpg出力をXnViewでシャープ加工したもの、下がRAW出力をRawTherapeeでシャープ加工したもの、下のほうがやや細かい陰影がはっきりしてくる)
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