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2015年1月19日 (月)

古代日本と百済と鳥と

最近散歩中に撮ったセキレイの写真を見ていたらこれはホオジロハクセキレイのようだと気Hojirohakuskr 付いた。目のところの黒い線がない。ちょっと綺麗なハクセキレイが、と思って写真に撮っておいたのが役に立った。
いつもいるような気がしていてもしかしたらここらで繁殖しているのかもしれない。

それにしても福岡は本州と微妙に鳥が違う、おやという鳥も普通に現れる。それもこれも九州が朝鮮半島と南は台湾まで島伝いにつながっている事に関係しているように思える。
まず気になったのがコゲラの違いだ。雰囲気が違う。おなかKyusyukogera0 の模様がどこか違うような気がしてやっと写真に撮れて調べてみるとキュウシュウコゲラという亜種だ。確かに関東のコゲラとは違う。
ヒヨドリもどこか違うような気もしているがこちらはまだ解らない。このところヒヨドリが近くの市楽池の森に群れを成してきている。年が明けて朝日の上がる時間が早くなるのと時をあわせている気がする、移動のタイミングを図っているのかもしれない。ヒヨドリには大きく移動するヒヨドリとそうでないヒヨドリがいるらしい、これは移動するほうだろうか、春めいてくれば朝鮮半島に渡ろうというのだろうか。
福岡辺りではSirohara150115 シロハラのことはカッチョと呼ぶらしい。今年はやたらとシロハラを見かける。北関東ではこれほどは見なかった。シベリヤからの渡り鳥だから、朝鮮半島経由で来るのなら冬にこのあたりに多いのはうなずけるし今年の冬は北のほうが特に荒れ模様でいつもの年より南に下りてきているような気がする。

年初めから九州国立博物館で百済と日本のつながりを示す歴史的遺物の展示が始まって、3日前に見てきた。
日本書紀に記載されている石上神宮の七枝刀も本物が展示されている、勿論国宝だ。七枝刀とともに日本書紀に記載されていた七子鏡も同じ形と思われる鏡がKudara 展示されている。七という数にこだわりがあるようだ。
それにしてもこの七枝刀は特異な形だ。銘文では4世紀末に百済から献上されたものらしい。 また、百済人の日本国内での痕跡は数多くあるようだ。
百済と国内の出土品や日本書紀、朝鮮半島の出土品を見ていると、どうしてもこれまで抱いていた日本の古代史は朝鮮半島と一体となって展開していたとの思いが確信となっていくのを感じる。
朝鮮半島との行き来の中で日本の原型が形作られた、殆どShichitou つながった地域となっていた、それが武力による東征だったのかどうかは別として東へ勢力を伸ばし日本を統一した、と考えるのが自然だ。
中国の当時の進んだ文化が朝鮮半島と日本に波及してきた、その先端文化を用いて国家統一をなしたということだろう、仏教も統一の手段の一つだったのだろう。日本は海を隔てていただけに中国の武力侵略からは逃れえて次第に日本は朝鮮半島とは切り離されて来たのだろう。

鳥も渡る、文化も渡る、人も渡る。それが歴史でそれが現実のようだ。ここ100年ほどで引かれた国境を大昔からのものと信じて角つきあわせるようなことは捨て去るべきなのだろう。歴史と鳥からは学ぶことが多い。

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