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2015年6月 3日 (水)

洗濯機を修理する

洗濯機が突然壊れた。排水をしなくなってしまった。
毛糸くずでも詰まったかとかみさんがフィルターの掃除をしてみるが一向に良くならない。

Tw170vd こんな時はネットで調べるのが一番と機種名(TW-170VD)を入れて”排水しない” で検索すると、似たような症状を乗り切った書き込みが幾つか見つかる。
写真付きの奮闘記に従って洗濯機下部のパネルをはずして見ると、排水バルブを駆動するサーボモータ出力をバルブにつなぐ細い針金が折損していて、記事にあるとおりの壊れ方をしている。切れ端をペンチで引っ張ってみるとバルブが開くようだ。
排水バルブにくっついている細いスプリングの片端をサーボモーターのワイヤの先の輪に掛けて駆動するという仕掛けでこんな屈折した細い針金では暫く使えば折れて当たり前という気がする。ここが壊れれば洗濯制御全体が全くというほど不能になる、何という設計だろうか、保証期間が過ぎれば壊れるように出来ているというべきなのだろうか。
ともかく原因が明らかになったので修理を試みる。
残った針金の端をまた曲げてサーボモータのワイヤーとつなげばとりあえずはいい訳だが作業性が悪くてなかなか曲げることができない、疲れてきてこれは自分には無理かとメーカの修理サービスに依頼すると明日には来れるという、バルブの交換ということになるのだろう。
それもまあいいかと一休みするが矢張り悔しい思いが湧いてくる、ネットでの修理実例を更に幾つか見つけたこともあって気を取り直してトライを続ける。
首尾よく曲げられたとしても少し短くなるのでサーボモータ側のワイヤと結ぶには間につSentakuki なぎを入れねばならない。インシュロック(結束バンド)を使ってうまくいった例がネットに出ていて、これこれと100円ショップに買いに行く。
作業性が悪かったことの一つに丁度いいラジオペンチ見つからなかったこともあり、しつこく探してこれも見つけて、道具立てがそろったところでまた始める。
ラジオペンチが丁度良く、引っ掛かりができるほどに曲げることができてインシュロックを介してサーボのワイヤと何とかつなぐ。
試運転してみるとうまく排水バルブが動き洗濯は問題なく出来るようになった。やっつけ仕事だからすぐにでもだめになりそうだが、駄目になったら今度こそメーカ修理だと気楽に思ってとりあえず修理依頼をキャンセルする。

半日が潰れたがうまくいくと少しばかりの達成感に浸れる、それにしてもネット時代は何でも自分でやれる時代に突き進んでいるように感じるし、見知らぬ人と生き方を助け合える時代を切り拓いているようにも思う。100年後にはどうなっているだろうか、面白い時代がそこには広がっているかもしれない。
人の一生は短くてほんの100年後すら解る事ができない。引き継がれていくDNAが見続けていく時の流れに思いを致しても、覚醒して自らが眺めることのできる時の流れはたかが知れている。当然のような現実が残念に思えて仕方がない。

そんなことより時はひたひたと動き続け、あたりはもう梅雨に入った。

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