タモリカップ福岡で暑い夏を遊ぶ
暑い夏が続く。暑苦しくて睡眠が浅くなり活動が鈍くなる。暑い時期にめげず屋外で動き回っている遊びはこのところヨットくらいだ。
ついこの間、タモリカップというヨットレースにクルーの一員として出場した。昨年も参加したが、小ぶりの艇でレースそのものはパッとした成績は上げられなかった。今年は35ftの速そうなクルーザーで参加することになり慣熟のための練習も数回おこなった。確かに速い。ちょっと風があると7kt位は軽く出るようだ。
練習と言ってもとにかく走ってみて役割・手順を確認して少しでも手際よくするくらいだが、どちらかと言うと艇整備の意味あいもある、暫く係留されていた船のようであちこち傷んでいる。
洋上では海水温+αくらいの気温でもちろん風もあって猛暑というわけではないが何しろ日差しが強い。セールの影に入れば日影になるがそう都合よくは行かず、大体は照らされっぱなしだ、終わる頃になると頭がトローンとしてくる。
準備のほうは、強力な助っ人が搭乗することになり、優勝を狙える可能性も出てきた。
ハーバーに各地から参戦する艇も集まって次第に盛り上がってきて前夜祭を迎える。夜が進むにつれオルケスタ・デ・ラ・ルスのサルサが白熱してくるが余り遅くまでいられない。バスで帰るしかなく、花火大会の日でもあって早目に引き上げる。翌日聞けばこの後井上陽水が飛び入りで2曲歌ったという、聞き逃してしまった、陽水を生で聞いたことがなかった様に思う、惜しいことをした。
タモリカップは前夜祭ばかりでレースができない気象条件が数回続いた歴史もあり前夜祭にレースと同等くらい力が入っているような気がしている。いかにもお祭りだ。
今回は晴れて適当な風が吹く、気象条件は絶好だ。
前夜祭も当日のパレードもそして115艇一斉スタートによるレース自体もつつがなく終了し、結局搭乗した艇はクラス優勝を果たした。
ヨットのレースはタイムに艇毎に決められているハンディキャップの係数(TCF)を掛けて決められ、着順のまま順位が決まるわけではないが、このレースではTCFの値が結果発表リストにも記載されておらず、どうやって決めたのだろう、と何だか霧がかかったようだ。しかしクラス別の着順では搭乗艇はダントツだったのでクラス優勝は間違いない。少しばかり怪し
げな雰囲気が漂うところがタモリカップらしいといえばそうかもしれない。何しろ優勝することがえらい訳でもないというのがタモリ会長の大会趣旨となっている。
でも優勝したほうが随分と楽しい。
温暖化してもそんなものには負けるもんかと日差しを怖がらずに海で遊ぶ、夏はやはりこれだ。
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