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2016年3月24日 (木)

ギリシャに旅行する1---アテネへ

ギリシャに遊びに行った。
ギリシャ経済危機やら難民が押し寄せている映像やら危なそうな印象が頭にあって、今回は個人旅行はやめてHISのツアーを利用した。
ヨーロッパ文明の源ギリシャはどんな姿であっても見るべきものがあるに違いないと思っていた。
久しぶりのヨーロッパで準備がぎこちない。気候不順で風邪が抜けきらない気もした、体調がいいとはとても言えない。でも出発した。
成田発のツアーを福岡から参加するのも初めてだ、成田線の737―800は満席だった。どうみても機体が小さい。13時過ぎのデパチャーだから食事をとカレーを空港で食べて成田へ向かうが体調が良くない時にカレーはまずかった、冷えた空調も効いて腹具合が不調になってくる。先が思いやられる。
成田で3時間ほど待ってやっと集合時間となる、13人+添乗員が揃って、見ると女性のひとり旅が半分を上回る、全部合わせても男性は2人しかいない。そんなツアーかと思う、危険な匂いのするところには男は行かないということか。久し振りの海外行きはアレッということが国内にいる所から次々に出てきて、やはり面白い。

Abudabi3

エティハド航空でアブダビ経由でアテネへ向かう。
まずはエアバスA340-600だ。A340は初めてで興味が沸いていたが、座席ピッチが国際線にしてはやや狭目かという気もする。まあこんなものだろう、満席だ。2-4-2の座席の窓側2
に座る、この配置はいい。

アメニティが色々ついていて耳栓もある、4発機の後部座席はやはりエンジン音がうるさくて、耳栓は有難い。Abudabi5

各座席にコンセントがついていてipadのバッテリー減りを気 にせず遊べるのはいい。いいところもあるがコンセントにはCプラグでないと旨くささらなかったし手探りでさすしかないのは不便だ。とにかく有るだけいい。

ヨーロッパ線で最後に乗ったのがA380だったのもあって初めて乗るA340だがトイレが少なかったりうるさかったり、印象がイマイチだ。やはりもう古い機体だ。エティハドはA350を大量発注しているので今後はそちらに期待したい。
Abudabi1 アブダビ到着は予定時間よりも1時間も早い、そういえば成田出発時間は直前で10分前倒しの時間がアナウンスされ、到着もこうだ。何か定時運航成績を良くするために小細工を弄している気がする、エアラインのランキングを上げようと必死のようだ。
アブダビで乗り換え時間を潰している時にブラジルに戻る途中だという中年の男性に出会った、40年ぶりの日本帰国を果たして戻るところだという。日本からは中東経由が南米には便利のようだ。エミレーツやエティハドの急拡大をAbudabi4 見ていると石油が枯れる日を見ながら中東諸国はその地理的位置という資源をビジネスに変えようと着々と投資を注いでいると思える。エミレーツのドバイの方がエティハドのアブダビより少し先へ行っていて空港としてモダーンなのは否めないのだが、アブダビも未だ空港整備の工事を続けており、早晩肩を並べるようになるのだろう。
アブダビからアテネはA320でこれも満席だ。イラク、シリア、イスラエル、レバノン といった危ない地域を通るのが直線ルートで、どいう風に飛ぶのか、と思っていたがアラビAbudabi2 ア湾をその形に沿って北上、雪山を見ながらイラク、シリアは避けてトルコに入りトルコの中央部を西へ抜けてギリシアへ至った。とにかく誤射でも撃ち落とされてはかなわない、相当にルートに気を使っているのが伺える、リアルな戦地だ。
とにかくやっとの思いでアテネ空港へ降り立った。家を出てから凡そ32時間後になる。長すぎる、成田ー福岡をほぼ往復するルートを取っていたり、いろいろ無駄が多く福岡アテネの直行便があれば半分位の時間でも行きそうだ。B787のようなハブ=アンド=スポークをバイパスするコンセプトの機体がやはり望まれているのを実感する。しかしともかくこれくらいかかると時差ボケも和らぐというものだ。

アテネは予想通り雨模様だ。大した雨でもなく翌日からは良くなるはずだから1日くらいはいいかと思う。疲れたが次々に思わぬことに出くわして、移動するだけでもやはり旅は面白い。

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