win10で言語バーが消えてCtfmonのことを知る
win10にアップデートして10カ月以上経つが、まだ時々あれっということが起こる。今回は言語バーの消失だ。
昨晩寝ようと思ってメールのチェックをしかかった時に言語バーが消えているのに気づいた。要するにアルファベット入力しかできず日本語が打てない。コントロールパネルの言語のところをクリックしても何の反応もない、ここまでのことは初めてだ。再立ち上げしても事態は変わらない。ローマ字表記のままでネットで検索すると、原因ははっきりしないがこのような事態は結構起こっているようだ。win10だからというわけでもなさそうだが今まで15年位windowsを使ってきてこんなことは初めてだ。
回復手段はシステムフォルダにあって テキスト入力プロセッサおよび言語バーをアクティブにする機能を持つという ctfmon.exeをスタートアップフォルダに常駐させればよいということのようだ。ここに置けばctfmon.exe がお休みしている事態を回避できるという仕掛けのようだ。
ctfmon とは何の略語なのか、追っていくと、ctf loader を含む機能を持つのがctfmon で、ctfmonは ctf loader のモニターの意味と推測される。ここでctfとは何のことかを更に追うと Collaborative Translation Framework (CTF) のことと解る。自動翻訳の枠組みのようだ。windowsは、多言語にパソコンを対応させるためのテキストの枠組みは即ち翻訳の枠組みと同じものととして作られたシステムのようだ。ちょっと奥が深い感じがしてくる。
確かにこの機能が休止していると日本語入力は受け付けてくれないだろう。英語以外を使うwindowsでは常に動いてもらわねば困る機能だ。
何故この機能が休止することがあるのか、それが不思議だが、もしかしたらセキュリティ上の問題かもしれない。トロイの馬形式のウイルスでは、しばしばctfmonを含んだ名前で艤装して簡単には消去されないようにもぐりこむらしい。そのような危険をシステムが察知した場合はctfmonの機能を休止するループがどこかに仕掛けられているのではないか、win10では少し過敏なくらいに強化されたのではないか、そんな気がしている。ともかく今回はウイルス・フルスキャンをし、またctfmonの名前のあるファイルを検索してみたが、怪しいファイルは無いようだ。
手順に従って、ctfmon.exeをc->windows-> SysWOW64 に見出しこれをコピーして、c-> ユーザー ->(ユーザー名前)->AppData Roaming ->Microsoft->Windows->スタートメニュー ->プログラム->スタートアップ にペーストして再起動した。めでたく言語バーが復活し普通に日本語入力ができるようになったしコントロールパネルの言語のところも普通に開けるようになった。
ふーんという感じだ。
win10のトラブルもこんなことがあると面白くもある。
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