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2016年9月30日 (金)

慶良間は遠くて

貯まったマイルが消えていくのが惜しくて沖縄に遊びに行くことにした、毎年この時期に南の島に出かけるサイクルにはまっているようだ。
台風シーズンではあるがこれまで何とかなってきたので今年も何とかなるだろうくらいの気持ちだったが、今年はそうはいかなかった。
慶良間諸島には行ったことがないので座間味でシュノーケリングなんかがよさそうだとばかり座間味2泊那覇1泊の計画で宿を確保したりと計画を進めていた。少し調べると慶良間諸島は台風の接近があれば波が高くなって高速船やフェリーがすぐに欠航となるところで、ネットの書き込みも台風に振り回された話が幾つも見つかる。今年は7月半ば以降立て続けに台風が発生しこれは危ないと感じて途中からせっかくとれた座間味の宿をキャンセルして那覇から日帰りで慶良間の渡嘉敷で遊ぶというプランに変更した。今回はおともdeマイルで行くことにしたので飛行機便の変更は一切効かない。
座間味の代わりの宿泊地は沖縄本島から陸続きの伊計島として少しでも離島の雰囲気をとした。台風が直撃すれば伊計島につながる海中道路は通行止めになりこれでも安全なプランとは言えないが、そこまで心配すると旅が成り立たない。
出発予定が近づいてくると恐れていた通り台風17号がフィリピンの東に姿を現すようになって波と風を沖縄に送ってくる。直撃ではないが予定の日には座間味航路は全便欠航となった、予定を変更しておいて一応救われたが、沖縄本島でも10mくらいの風が吹いて波風
Samitが高く波浪警報が出て浜で遊ぶのは無理だ。

初日はこれまで訪 れたことのない 沖縄サミット会場跡や海中展望塔、万座毛などを見て回る、それぞれに見ごたえがあるがどこも中国人を中心に人が多い、同じように海で遊べなくて行けるところに人が出ている風情だ。

風下のサンゴ礁の海は見た目では波も大したことはなく泳ぐのに差し支えなさそうだが遊泳禁止になってグラスBeach2ボートすら出ない。波浪警報では機械的に禁止する浜 が大半のようだ。
海中道路の波風も気になって早めに宿に向かうが10mくらいの風では海中道路は全く問題ない。平安座島の石油備蓄基地を支える道路だけのことはある。
何もできなくて宿でのんびりするがこれもなかなかリゾートらしくていい。
次の日も風は収まらず10m位吹いていて波浪注意報が出ている。伊計島の風下側の伊計ビーチは開いているKaicyuu ようなので行ってみるが岩場に近いあたりは遊泳禁止で浜辺でシュノーケリングでは何も見えない、こんなものかと思うが海で遊べるだけいい。
近くのヒルギ林や勝連城などものんびり見て回る、時間を持て余すくらいがリゾートらしくていいような気がしてくる。
その翌日は渡嘉敷へ日帰りで遊びに行くようフェリーなどの予約を入れておいた日で、もう波も大丈夫だろうと朝一番で宿を出て那覇泊港へ向かった。渋滞を抜けてやっとのことでたどり着くとこの日も全便欠航という。何ということだろう。とまりんの切符売り場には途方に暮れる姿のグループがそこここに集っている。台風の背面の南風では慶良間ー沖縄本島間は直接南からの波を受け海はなかなか収まらないようだ。ここまでとは予想しなかった。今回の旅の目玉のはずの慶良間はあっさりと消えてしまった。自然にはかなわない。
Syurijyo1_2 諦めてその翌日に予定していた南部の首里城巡りと玉泉洞見物に出かける。ずっと以前海洋博寸前の時期に守礼の門付近は観たことがあるが、その後立派に首里城が復元整備されたらしいとあって見ておかねばと思っていた。時間はたっぷりあるので丁寧にみる。米軍の攻撃で破壊された建造物が美しく再現されている、沖縄サミットに合わせたようだ。これそのものが歴史だ。

やはり中国人の姿が多い。
最終日は少しは風も収まってきたが海で遊ぶほどに時間は残っていない。旧海軍司令部あとの立派な洞窟を見た後南岸の浜の様子を見に行く。知念海洋レジャーセンターというのがネットなどに出ているが行ってみると倒産したようで機能していない。サンゴ礁Beach の海なのにと、右回りに海沿いを走って良さそうなところを水際まで行ってみる。穏やかないい浜だが設備がなくリゾートとしては捨て去られたような浜が目に付く。ハワイの浜のように簡単で清潔な公共の設備がありさえすればと思う。

浜のうら寂しさに比べひめゆりの塔の混雑ぶりは対称的だ、決められたコース以外との差が際立つ。なんだか違和感がある。

観光を柱にしようとしてもそうとばかりもいかない沖縄本島。難しさばかりが目についてしまう。だから離島に行きたくなるのかもしれない。学ぶことが多い。

風の吹きすさぶ沖縄と向き合う、こんな旅も悪くもない。

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2016年9月23日 (金)

逃れるように秋の渡りを見る

夏が終わりかけとなって昼間動けるようになった。やらなくてはと思うことが頭にいくつも湧いてきて結局どれも手がつかない。そろそろ福岡マラソン(といっても5.2kmのファンランだけれども)ランニングのトレーニングも始めなければならないし、書きかけの梅の絵も終わらせたい、床板の補修もやらねばと思うし、読みたい本も読んでしまいたい、録音の整理もやらねばと思い出す。先の旅行のプランも固めたい。選句もあるし俳句もつくらねば。
大したことでもないので順番に片づけていけば何ということは無いのだが、なかなか手がつかない。
時間がするすると滑っていく。彼岸花が今を盛りにと咲いていつの間にか秋も真っ最中だ。

秋になると何をおいてもタカの渡りが気になる。雑事から逃れるように近くの油山・片江展望台に出かけて空を見上げる。これがいい。
160923hachikuma2 ここは午後のはじめ位が結構いいようなので今日も食事をして出かけた。前線も抜けて久しぶりの青空となって期待通り次々にハチクマが渡っていく。1時間半くらい見ている間に150羽位渡った。鷹柱にまとまって流れていくが時々はぐれた様にこちらに近づいてくるのもいる。見てる人を見に来ているようでもあってこれも面白い。

勿論渡るのはハチクマばかりではない。チゴハヤブサやサシバ、チョウゲンボウも稀に飛んでくる。街中の公園でも、160922komuku1 今週は渡っている最中のコムクドリをよく見かける、数日前には朝の散歩でコサメビタキを見た、久しぶりのくるくるした目がいいが小さい体でどこまで渡っていっているのだろうか多分タイあたりまで行くのだろう。

雑事には適当に付き合ってのんびりと渡る鳥でも見る、紅葉の始まる前の秋はこんな風に過ごすのがやはりいい。

Kosame

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2016年9月14日 (水)

モバイルsuicaのチャージが突然

モバイルsuicaがオンラインチャージできなくなった。つい先週のことだ。
D705 だいぶ残り少なくなってしまったので、モバイルSuicaにチャージしようと携帯(D705iμ)のアプリを立ち上げてチャージを押すとややあって、混んでいるから今はできない、後ほどまたアクセスしてくださいと出る。ふーんと思いながら、やや時間を置いてまたトライしても同じメッセージだ、それではと翌日の早朝アクセスしてみるが事態は全く改善されない。なんかおかしいと感じて昼間モバイルSuicaのオペレータコールにかけてみる。
混んでいてなかなかつながらないが、しつこくかけていると、やっとつながってオペレータがでてくる。
状況を話すと、的確にテキパキと答えてくれる。要するに、混んでいるとの自動応答メッセージは正しくなくて、docomoのセキュリティ上の問題で通信のセキュリティのグレードが8月24日に上がり、使っている携帯がオンラインチャージに対応できなくなってしまっている、同じ機能を継続して求めるなら携帯を適合機種に買い換えるしかないということのようだ。
突然のことで唖然とする。携帯は現在の自分の使い方では電話付きSuicaというくらいSuica機能を重宝していた、これは困る。

現状で携帯にチャージする唯一の方法はコンビニで現金チャージするやり方で他はない、バソコンとパソリを使ったやり方もモバイルsuicaでは対応していない、という状況を穏やかに説明してくれる。従うほかない。

パソリで自宅でチャージできるカードも別に持っているのでどうしようもなければそれを使えば良いのだが、カードをいつも持っているのも邪魔くさいので、まずはコンビニでモバイルSuicaにチャージしてみることにする。
近くのセブンイレブンのレジでチャージを頼むとすぐに切り替えて支払いの時に使う同じ読み取り機にかざすように言われる。しかし認識しない、変だ。
自宅に帰ってパソリを使って残高確認をしようとするが、やはり認識できない。

携帯が何かおかしいということになる。携帯を電源オフにして立ち上げ直す。今度はパソリが認識して残高を表示してくれた。良さそうなので、再びコンビニに持ち込んでチャージを依頼すると今度はすんなりチャージされる。

何が原因か解らなくて嫌だが兎に角使えるようになったのでメデタシだ。勿論オンラインチャージできていた機能は戻らない。

今までは電車に乗っても不足がわかれば降りるまでにアプリ操作でチャージできたものを、もはや残額をいつも気にして使うことになる、使い勝手が随分と悪くなる。

そもそも何でdocomoのセキュリティを強化することになったのか、少し調べてみる。

基本的には暗号化関数の強化というコンピュータの暗号化の問題で、docomoだけの話では全くないと解る。
全てのコンピュータの通信で使われてきたSHA-1という暗号的ハッシュ関数(暗号表関数のようなもの)が鍵がなくてもそれ程長い時間をかけなくて破られることが判明するようになってこれを大きく強化したハッシュ関数であるSHA-2に変えるという変更がコンピュータの世界全体で進行している、その一端が自分の携帯に及んだということらしい。具体的にSHA-1が破られて被害が出たという事件は起こってはいないが起こってしまっては大ごとだということのようだ。
これは抵抗できない。ちなみに手持ちのパソコンは全て対策済みになっていると解る、2009年以前に発売された携帯は基本的に対応しておらずダメで WindowsXPと同じ運命のような雰囲気だ。

もう変え時かもしれない。しかし同等くらいの大きさの新しいガラ携をどこのメーカーも出してくれない。不必要に大きくて維持費のかかり電池も長持ちしないスマホにはどうしても変える気がしない、技術は本当に進歩しているのだろうか、進歩の向きが少しばかり違うのではないか。信頼性の高い小さい電話・メールの携帯と殆どどこでもwifiでつながるタブレットの組み合わせ、それが当面の向かうべき方向ではないのだろうか。

もう少しこのまま頑張ってみよう。日本の技術には未だに信頼を置き続きたいと思っている、きっとまた新しい地平を切り拓いてくれるような気がしている。

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2016年9月12日 (月)

やっぱりサッカーが

アビスパ福岡のサッカーを時々見ている。

Avispa サッカーは観方がちょっと難しい。
スタディアムに見に行ったり、テレビで見たり、ネットで見たり色々だが、そうはスタディアムにも行けないのでテレビで見ることになる。一時スカパーのJリーグセットを契約してみていたが見る頻度の割には金額が高くやめてしまったのでテレビで見れるのもそう多くは無い。後はネットだ、テキストの速報を追っていきゴールシーンだけ後で見ることになる、うまく見れれば海外の怪しいサイトで中継を無料で見れたりもする。どういう仕掛けでこんなことが可能なのか、いまだによくわからないが接続の安定が今一で肝心なところで映像が止まったりして中継としては不満は残ることが多い。結局色々取り混ぜて試合を追いかけることになる。面倒といえば面倒だ。こんなんではやはりサッカーの人気は限られてしまい頭打ちになるように思える、やはり普通にテレビで見られるようにならないと、そう思う。
最近、Jリーグと英国のダゾーンとの放送に関する長期高額契約が成立した。高い放送権料を販売することでJリーグは経営の安定が期待でき,一方で10年で2100億円の放送権料を払っても、ダゾーンがスカパーの月3000円のJリーグセット利用料金より十分安い(今のままなら月1750円だがこれでも安くはない)金額での有料ネット視聴を可能にできるならJリーグファンを増やしてくれJリーグの規模拡大につながる可能性も出てきたと思える。少しはいい方向に向かいそうだ。

アビスパは少々うんざりするような試合がこのところ続いていたが9月7日の天皇杯トーナメントでのJ2レノファ山口との対戦はなかなか面白い試合となった。これはBS1の中継で普通に見れた。
レノファ山口というチームは認識していなかったがJFL--J3--J2 と毎年昇格して今J2で7位だ、今後の成り行きでは6位以内に滑り込み3位から6位で行われるJ1昇格トーナメント戦に出場できてJ1昇格を掴まないとも限らない。ちょっと勢いを持っているチームらしい。J1降格の色濃いアビスパとは好対照でいい勝負になりそうだ。
試合は例によってアビスパの単調な攻めで守備がいいともいえない山口をなかなか崩せず一方で組織的な攻撃が光る山口の攻めを守り切れず結局1対1で延長となった。延長後半終了5分前くらいでアビスパが勝ち越し点を取り久しぶりの勝利を見れるかと思いきや終了間際押し込まれ守りがすべて崩されてあと1分か数十秒かというところで1点を失い同点に追いつかれた。疲労困憊ながらほとんど手にしていた勝利がするりと逃げた。続けてのPK戦ではレノファ山口のキーパーが2つのセーブを果たしついに山口が勝利をつかんでしまった。劇的な試合だ。冷静にみれば攻めの技術がどうみても上回る山口が勝ち上がるのは順当な様に思える。アビスパの応援としては不甲斐ないが、勢いのいいチームが登場し試合として面白ければそれでいいような気もしている。


2日前(9月10日)はアビスパ‐川崎戦を切れ切れのネット中継で見ていたがこのところ続く不甲斐ない攻めと頼りない守りでアビスパの完敗となった。この位負けが立て込むと監督の責任が問われそうだがそういう雰囲気でもないところはどこかに甘さがあるチームなのだろう。


考えてみればJ1だJ2だというチームが地元にある都市は恵まれていると思うべきだ。少々の甘さや不甲斐なさやそんなものすべてをくるめて郷土チームを応援できることそのものが面白い、そんな気がしている。やっぱりサッカーが好きなのかな。

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2016年9月 3日 (土)

2016年8月の野鳥

2016年8月の野鳥
8月の福岡の天気は殆ど雨がなく最高気温は平年より3-4℃高い日が続いた。
そのせいかくじゅうの高原に行っても鳥の姿は限られていた。
水が少なく濁ったせいか中公園にはカワセミの姿を見なくなった。
メモにある野鳥は下記。
長丘周辺の野鳥は月半ばから連日朝巡って見ていたが主な日だけ示す。


2016.8.8 7:00     福岡市南区長丘周辺の野鳥 
中公園:ハシブト,キジバト2,チュウダイサギ1,アオサギ1,マガモ3,ヒヨドリ1
新市楽池:マガモ4,バン1
鹿介池:ハシブト1,マガモ4

2016.8.14 7:00     福岡市南区長丘周辺の野鳥   
中公園:ハシブト,スズメ   
新市楽池:マガモ5,バン4(親2+若2),シジュウカラ2
鹿介池:ハシボソ,マガモ    2,ドバト2,スズメ
   


2016.8.15 7:00 
福岡市南区長丘周辺の野鳥
中公園:カワウ1
新市楽池:マガモ2,バン3(親1+若2)
Kawau
20160816sekka5 2016.8.16 11:00 大分県由布市男池 ルリビタキ、オオアカゲラ疑, カラ類 ホオジロ カケス
2016.8.16 13:00 大分県タデ湿原 セッカ 、ホオジロ、ソウシチョウ

2016.8.21 7:00     福岡市南区長丘周辺の野鳥   
中公園:ムクドリ2,ハシブト,ハシボソ,スズメ,メジロ4
新市楽池:バン3,シジュウカラ,ハシボソ1,マガモ5,コゲラ   
Aosagiy 鹿介池:アオサギ2,マガモ2,メジロ,ヒヨドリ2,スズメ,ドバト   
   
2016.08.26 7:00頃  福岡市南区長丘周辺の野鳥 
中公園:アオサギ1、チュウサギ2、スズメ 
新市楽池:アオサギ幼1,メジロ2,バン3(親+若2)、マガモ5 
鹿介池:マガモ2、ドバト、バン、スズメ

Cyusagi1 Magamo1 Banfami

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