やっぱりサッカーが
アビスパ福岡のサッカーを時々見ている。
サッカーは観方がちょっと難しい。
スタディアムに見に行ったり、テレビで見たり、ネットで見たり色々だが、そうはスタディアムにも行けないのでテレビで見ることになる。一時スカパーのJリーグセットを契約してみていたが見る頻度の割には金額が高くやめてしまったのでテレビで見れるのもそう多くは無い。後はネットだ、テキストの速報を追っていきゴールシーンだけ後で見ることになる、うまく見れれば海外の怪しいサイトで中継を無料で見れたりもする。どういう仕掛けでこんなことが可能なのか、いまだによくわからないが接続の安定が今一で肝心なところで映像が止まったりして中継としては不満は残ることが多い。結局色々取り混ぜて試合を追いかけることになる。面倒といえば面倒だ。こんなんではやはりサッカーの人気は限られてしまい頭打ちになるように思える、やはり普通にテレビで見られるようにならないと、そう思う。
最近、Jリーグと英国のダゾーンとの放送に関する長期高額契約が成立した。高い放送権料を販売することでJリーグは経営の安定が期待でき,一方で10年で2100億円の放送権料を払っても、ダゾーンがスカパーの月3000円のJリーグセット利用料金より十分安い(今のままなら月1750円だがこれでも安くはない)金額での有料ネット視聴を可能にできるならJリーグファンを増やしてくれJリーグの規模拡大につながる可能性も出てきたと思える。少しはいい方向に向かいそうだ。
アビスパは少々うんざりするような試合がこのところ続いていたが9月7日の天皇杯トーナメントでのJ2レノファ山口との対戦はなかなか面白い試合となった。これはBS1の中継で普通に見れた。
レノファ山口というチームは認識していなかったがJFL--J3--J2 と毎年昇格して今J2で7位だ、今後の成り行きでは6位以内に滑り込み3位から6位で行われるJ1昇格トーナメント戦に出場できてJ1昇格を掴まないとも限らない。ちょっと勢いを持っているチームらしい。J1降格の色濃いアビスパとは好対照でいい勝負になりそうだ。
試合は例によってアビスパの単調な攻めで守備がいいともいえない山口をなかなか崩せず一方で組織的な攻撃が光る山口の攻めを守り切れず結局1対1で延長となった。延長後半終了5分前くらいでアビスパが勝ち越し点を取り久しぶりの勝利を見れるかと思いきや終了間際押し込まれ守りがすべて崩されてあと1分か数十秒かというところで1点を失い同点に追いつかれた。疲労困憊ながらほとんど手にしていた勝利がするりと逃げた。続けてのPK戦ではレノファ山口のキーパーが2つのセーブを果たしついに山口が勝利をつかんでしまった。劇的な試合だ。冷静にみれば攻めの技術がどうみても上回る山口が勝ち上がるのは順当な様に思える。アビスパの応援としては不甲斐ないが、勢いのいいチームが登場し試合として面白ければそれでいいような気もしている。
2日前(9月10日)はアビスパ‐川崎戦を切れ切れのネット中継で見ていたがこのところ続く不甲斐ない攻めと頼りない守りでアビスパの完敗となった。この位負けが立て込むと監督の責任が問われそうだがそういう雰囲気でもないところはどこかに甘さがあるチームなのだろう。
考えてみればJ1だJ2だというチームが地元にある都市は恵まれていると思うべきだ。少々の甘さや不甲斐なさやそんなものすべてをくるめて郷土チームを応援できることそのものが面白い、そんな気がしている。やっぱりサッカーが好きなのかな。
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