逃れるように秋の渡りを見る
夏が終わりかけとなって昼間動けるようになった。やらなくてはと思うことが頭にいくつも湧いてきて結局どれも手がつかない。そろそろ福岡マラソン(といっても5.2kmのファンランだけれども)ランニングのトレーニングも始めなければならないし、書きかけの梅の絵も終わらせたい、床板の補修もやらねばと思うし、読みたい本も読んでしまいたい、録音の整理もやらねばと思い出す。先の旅行のプランも固めたい。選句もあるし俳句もつくらねば。
大したことでもないので順番に片づけていけば何ということは無いのだが、なかなか手がつかない。
時間がするすると滑っていく。彼岸花が今を盛りにと咲いていつの間にか秋も真っ最中だ。
秋になると何をおいてもタカの渡りが気になる。雑事から逃れるように近くの油山・片江展望台に出かけて空を見上げる。これがいい。
ここは午後のはじめ位が結構いいようなので今日も食事をして出かけた。前線も抜けて久しぶりの青空となって期待通り次々にハチクマが渡っていく。1時間半くらい見ている間に150羽位渡った。鷹柱にまとまって流れていくが時々はぐれた様にこちらに近づいてくるのもいる。見てる人を見に来ているようでもあってこれも面白い。
勿論渡るのはハチクマばかりではない。チゴハヤブサやサシバ、チョウゲンボウも稀に飛んでくる。街中の公園でも、
今週は渡っている最中のコムクドリをよく見かける、数日前には朝の散歩でコサメビタキを見た、久しぶりのくるくるした目がいいが小さい体でどこまで渡っていっているのだろうか多分タイあたりまで行くのだろう。
雑事には適当に付き合ってのんびりと渡る鳥でも見る、紅葉の始まる前の秋はこんな風に過ごすのがやはりいい。
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