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2016年11月14日 (月)

福岡マラソンのファンラン

福岡マラソンというのが福岡市の秋の大イベントになっているのもあり、参加するのもいいだろうと5.2kmのファンランを走った。
当日は風邪気味であまり体調がいいというわけでもない。朝7時くらいに福岡市役所前に行って身支度をしたり荷物を預けたりヨット仲間と記念写真を撮ったりするのだが、11月の朝7時は結構寒い。
着込んでは走っているとき暑くなる、どんないでたちにするか悩ましいが結局ヨットスタイルで上下ともラッシュガードでそれに福岡マラソンTシャツ、長めの半パンとした。懸念した通り路上での長い待ち時間では結構冷えるがしょうがない、我慢できないほどではない、走り始めて少し行くと今度はこれでは少々暑かった、と思い始めた。やはり着るものが難しい。
主に出発前に水分補給できるようにと小サイズのスポーツドリンクを持って走ることにしたが、これはおおむね正解だったように思う。5kmの間は給水ポイントもない。5kmでは走行中に飲む必要性も感じないがスタート前の待ち時間には飲みたくなるし飲んでおいたほうがいいように思う。
スタート時刻の8時20分はまだ市役所前の道路に整列していて天神パルコ前のスタート風景は全く見えないし列は微動だにしない。スタートの感激は全くないしスタートの号砲すら聞こえてこない。暫くあってようやく列が歩き始めてスタートラインのほうへ動きだす。スタートラインが近づくと少し小走りのようになってやっとマラソンが始まるのかと感じ始める。待望のスタートラインを超えたのはスタート時刻の12分後となった、ファンランは最後尾スタートなので覚悟はしていたが、やはりずいぶんと遅くなる、じれったい。
スタートラインを超えると急にペースが上がる。心拍数のモニターでは予定の130を軽く超えてくる。抑えなければと、思い切り抜かれていくのをあきらめてペースを落とすが、やはり無茶には落とせずいつもよりずいぶん速く走ってしまう、心拍数は150位を示してどうしたものかと思うがそれほど苦しいという感じでもないのでそのまま150くらいで走り続ける。しかしずいぶん速いペースだ。
1kmも過ぎてやや安定して来た時、今度は左の靴がパタパタと音を出しておかしくなる、靴底が剥がれ始めたようだ。まいった。足の上げ方や下し方を変えてみたりしてFukuokamt4 剥がれていく靴底がなるべく地面を打たないようにするが、そう効果はなくてパタパタという音と違和感は次第に増してくる。そのうち全部剥げてしまいそうだ、その時は片足はだしで走るのだろうか、それもつらいが・・・とも思ったりして心が休まらない。(写真は投稿されたYoutube映像からの切り出し、4km付近)
走りにくいのを無理して走っているということもあり一度上がった心拍数は下がってこない。街の景色を楽しみながら走るという事前の期待は全く実現されない状態でとにかく走る。4kmをすぎてもどうにか靴底は全部剥がれてしまうということはなく、これは何とか5.2kmのゴールまで持つかもしれないとの気もしてくる。左の靴がほとんどバラバラになりかけた感じの時にやっとの思いでゴールする。一応スタート時刻から65分内という制限時間には収まった。
しかし、替えの靴は手荷物にも入れていないし、これでは家まで帰るのさえやっかいだ。救護所がすいていそうなので靴を縛る紐が少しもらえないかと相談すると親切に対応してくれて、荷造り用テープで固めてくれた上に、足の具合もついでにみてくれる、幸い足には無理は行っていないようだ。一応まともに歩けるようになった。
荷物を受け取り着替えしてバスで帰宅する。バスは普通に運航している、交通への影響を最小限にするよううまく仕組まれた市民マラソンだ、日曜の朝にスタートして市Maeathon の中心部の出発地点からすぐに遠ざかってしまい街中には戻ってこないというコース設定にはこういう配慮もあるのかと思ってしまう。
博多駅前の穴の補修といい福岡マラソンの運営といいこのところ福岡市の運営の手際よさを見せつけられるような感じもする。
一休みして計測したラップタイムデータや携帯で撮った写真をパソコンに入れて見る、写真は距離設定間違いでぼけているが少しは記録になる。雰囲気は残る。
(写真はスタート前風景)

ラップは通常の練習よりやや速いが心拍数の割には速くはない、マラソンの走りになっていない。こ3fukuokamtちらは反省が残る。

やはり5.2kmでは満足感はあまり得られない、そんなことを感じてしまう。しかし42.195kmはどう考えても無理だ、体のどこかが
壊れそうだ。そうはいっても、靴を直ぐ買いなおして少なくとも分速120mで長い距離走り続けられるランニング練習を直ぐにでも始めようか、という気にもなっている。その辺の心の揺らぎが面白くて、心に任せて解き放つように時を過ごしていくのがいいのかなとも思い始めている。マラソンはやはり生命力のようなものを与えてくれるようだ。

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