カモメと北朝鮮と
野鳥の集まりでカモメの話を聞いた。今一つピリッと来ない。カモメの生物学的系統
カモメがこうなった歴史というか系統というか、そこらはどうなのだろうか。何故カモメはカモメなのか。
セグロカモメについては、モンゴルカモメが分派してセグロカモメやオオセグロカモメを生んでいった、バイカル湖やカスピ海のカモメが本家でモンゴルセグロカモメやカスピセグロカモメとなった本家に押しやられて辺境の北極海を繁殖地とするカモメがセグロカモとして生き残った、どうもそういう風に聞こえてしまう。そういうことなのだろう。
それにしても鳥たちの歴史に氷河期はどう関連しているのだろうか。北極圏で繁殖するセグロカモメの様な冬鳥は氷河期に順応してきた鳥たちということかもしれない。現在の間氷期が終われば人も冬鳥のように今より10度くらい低い気温の環境に順応していくようになっていくのだろうか。およそ12万年周期の氷河期のサイクルがこれまで通りならそろそろ間氷期も終わりになるはずだが。急に到来するのかもしれない。
氷河期の到来ではないが、北朝鮮をめぐる情勢の展開が急になってきている。どうみてもトランプは手詰まりだ。
北朝鮮は北主導の朝鮮半島の統一という目的がぶれないのに引き換えトランプ側にはきちんとしたドクトリンを欠く状態が続いている。もはや冷戦はとうに終わっている。
ロシアも中国もこの機会を利用してアメリカのプレゼンスを東へ押し戻そうとしているかに見える。
話し合いで事態を進めようとすれば落ち着くところは民族自決による分断の解消ということになろう。韓国がどうしたいか、というところにかかってくる。これまでの北朝鮮・韓国の統一の動きの歴史からはとりあえず1991年共同声明の連合制か連邦国家を目指すということになるのだろう。韓国がその気になればすらすらと事は運ぶのかもしれない。まずは話し合いで米軍が朝鮮半島から引いていくとなるかどうかが注目なのだろう。
トランプでは他国のためにプレゼンスを増すという方向になるとはどうしても思えない。
間氷期の終わりも朝鮮半島の分断の終わりもいずれ何らかの形でやってくるはずだ。今のままの世界が未来までずっと続く、そんなことは決してない。とりあえずは心の備えが必要なようだ。
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