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2018年5月17日 (木)

傘を治す

あまり傘は使わないのだけれど、雨が降りそうで散歩に出る時等にはポケットに入るくらいの軽い安い折り畳み傘を持ち歩くことがある。
つい半月ほど前 何かの拍子にこの傘の骨がぽっきり折れてしまった、安い傘で買い直せばいいのだが、ごみが増えるだけなので治してみる。物を「なおす」というと直すという字を使うべきだろうが骨が折れたとなると治すと書きたくて書いてしまう。

Kasanaos

アルミの骨格ということもありいじりやすい。折れた部分の継ぎ手となる釘を適当に探してきて骨の両側の溝に押し込み周りのアルミをペンチでかしめる。これだけで一応使えそうな感じになった。ビニールテーを巻いて継ぎ手の脱落を抑えて完成とした。曲がりが残るがちゃんと機能してほのかな達成感がある。これで使っていてまた壊れればその時は買い直せばいい。
壊れたものは直せばいい、また壊れれば買い直せばいい、買うのが金銭的にためらわれるようになれば何かをあきらめればいい、単純な生活を送っている。単純な透明な生活、望んでいたものに違いない。
しかしまだまだ捨て去ることのできるものを数多く抱えている。

Yotto

この春からヨットをやめた。未練があるが体力的というか体調的というかよほど安定してないともはや一日続けてはできないなと思うに至ったことによる。
フルートもばったり吹くのをやめている、やはり体調上、肺がきつくなるような気がしているためだ。
山歩きも体に負担を感じるほどにやれば内臓がてきめん不調になる、ほんの散歩+アルファくらいしか体が許してくれない。
ランニングは5kmのスロージョギングがいいところだ、少しピッチを上げて負荷をかけると心臓がリアルにおかしくなる。以前軽くできたと思っていたレベルの運動は次々に捨てざるを得なくなっている。しかし捨てても捨ててもやることはなくなりはしない。


Skii

スキーはまだ捨てた気がしないが九州に引っ越してからこのかた全く滑れていない。この地でスローペースでのんびりしたスキーをやるなどは到底できそうにない。北関東にいた時のように自宅を出て1時間半でちゃんとしたスキー場で滑り始められて3時間も滑れば満喫して引き上げる、そんなことはもうできない。この地ではまともなスキーといえば遠くまで出かけて行って泊りがけでマイペースで一日滑って戻る、こうなる、一人ではできそうにないし付き合ってくれる人もいそうにない。スキーも捨てたも同然だ。

こんなに捨てたのに何故か日々が気ぜわしい。まだ見ていないもの、訪れていないところ、なんでも見たり訪れたりしたくなる。寿命というものを見つめ始めている、そう感じる。ちょっと嫌だがそうなのだろう。何にでも正面から向き合うようにしていかねば、そればかりを思っている。

それにしても、傘を治す、単純なことだが、捨てるべきといつも迫られている心地がしている時に一つでもささやかに押し戻せたという感触があって、どこかいい。

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