« 2019年2月の福岡市南区周辺及び訪問先の野鳥 | トップページ | ツィメルマンを聴く »

2019年3月 6日 (水)

QRコード決済を試してみる

はやり物はとにかくやってみる、というのがモットーの一つのようになっていて、できないことも多々あるが、新しいものには飛びついてみたくなる。

最近QRコードの決済というのがはやりそうなのでこれは試してみなくてはと思っていた。中国ではほとんどこれだという。
少し調べてみようとネットで探り始めるが一体中国でいつから始まったのかよく解らない。中国のアリペイは2004年に電子取引を仲介する決済サービスとして始まっている。つまり最初はネットショッピングの信用を高める手法としてネット上のショップとお客との間に立ってショップはアリペイの信用でお客に商品を送りお客はアリペイを通じてショップに支払うことでカード情報等がショップに流出することを防げる、という形をとって中国のネットショッピングの拡大に貢献していた。そのうちリアルなショップでも同様の手法を使うことをやり始めた、そのツールがQRコード決済という形だったということのようだ。
2013年頃から急速に拡大した模様で、お客は、専用アプリを使ってお客が読み取った店のQRコード情報と打ち込まれた金額情報でアリペイのお客の口座にチャージされている金額から支払うことを承認をする、アリペイはこの情報により代金を店に支払う、つまりレジに支払いしたと連絡する。これで取引終了となる。
又はカード決済と同様に、カード読み取りの代わりにお客のスマホにアプリによって作られたQRコードを読み取り機で読み取り、このコードがアリペイで確認され、支払い承認がされればお客に品物を渡す、というしかけになる。
モバイルスイカのようなスマホでチャージ可能な交通系カードを使った支払いとそれほど変わらないが店のQRコードの表示は紙でよく両側にアリペイとつながったスマホさえあればシステムは最低限成立するという簡便なところが中国で一気に拡大した理由と思われる。

Paypay

ともかく使ってみようとソフトバンクのPaypayのアプリをダウンロードする。近くの時々行くMrMaxというディスカウントストアで使えるというし、今なら総額100億円のポイント還元期間中で何割かポイントで戻るようだ。

Paypayでは支払いをカードに紐づけできるようになっていてチャージしなくても使えることになっている。アプリにカード情報を登録してさっそく店に出向く。3800円位の買い物をしてレジでpaypay払いというと、QRコードの紙を示されて読み取ってくれとある、客のスマホのQRコードを店側で読み取る方式ではないという。
予想と違うが立ち上げていたアプリで「スキャンで支払い」を選んでQRコードを読み取りその後支払うべき金額を手で入力する、しかしここで支払いがpaypay残高で支払いとなって残額不足と表示され先へ進めない。紐づけされたカードに支払いを切り替えたいがその方法が解らない。レジの人も解らない。レジの列が止まってしまうので横へそれて別の解る人を呼んでもらって相談するがわからない。しばらくすったもんだしている内に金額を入力した後に出てくる画面を上に送ると下から支払い方法選択のバーが現れてなーんだということになる。
目出度くpaypay経由のカード払いができて10%のポイント還元も得られる。ポイント払いなら20%還元、ヤフーカード払いなら19%還元、その他のカードなら10%還元ということになっている。
やってみるとちょっと厄介で100億円ポイント還元セールが終わったら普通にカード払いで払った方がどうみても楽だ、メリットを感じない。 勿論MrMaxではPaypayを使わずとも普通にカード払いができる。カード払いできないくらい小規模のお店で使えるようになって初めて有難味が出てくるというもののようだ。

これはこのままでは日本ではあまり流行らないかもしれないな、そう感じた。中国のアリペイのように巨額資金が集まりソフトバンクが名前通りの巨大金融機関に化ける可能性がないわけではないがそれには今後も奇手が色々打たれなければならないだろう。どうなるか。
ともかく何でもやってみなければ解らない。

|

« 2019年2月の福岡市南区周辺及び訪問先の野鳥 | トップページ | ツィメルマンを聴く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: QRコード決済を試してみる:

« 2019年2月の福岡市南区周辺及び訪問先の野鳥 | トップページ | ツィメルマンを聴く »