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2019年7月26日 (金)

梅雨も明けたが古いキッチンに頭を悩ませる

 

梅雨もやっと明けて暑苦しい夏が訪れている。今年の梅雨明けはちょっと歯切れが悪いところがあってまだ雲が多い。気象図の中での梅雨明けのサインは500hp高層図の5880m等高線(588:ゴッパッパ)だと思っている。通常はこの588の張り出しが太平洋の高気圧の明瞭な張り500hptuyuake 出しを現して588に覆われるようになると梅雨明けを確信する。今年はこの張り出しが今一で覆われきれないままに梅雨明けが宣言されている。すっきりしないのはそのためなのだろう。こうなるのはエルニーニョのせいかと思えばこれは6月でほぼ終息している。よくは解らない、これ位は気象の通常のブレの範囲ということだろうか。ともかく梅雨は明けた。(添付は7月24日梅雨明けの日の500hp高層気象図)

福岡に移ってきて6年以上たつ、家は親が使っていたものを引き継いだのだがさすがにあちこち傷みが現れてくる。去年は敷地内のガス管配管の腐食によるガス漏れが見つかったりもしてちょっとした工事を強いられた。これとは別にトイレや風呂釜や水道配管にもトラブルが出て更新を行った。まあしょうがない。
今はキッチン廻りで少し手を焼いている。
一つは水栓だ。レバー式の水栓だが古いものだけに今とは開閉が逆で 下げると出 上げると止 になっている、この方式は阪神大震災以降は非常時に止まりやすい下げで止まる方式に統一されていて今はもう旧い。これは慣れればどうということもないが水栓自体が次第に劣化してきていて ついには先端の樹脂製のキャップが外れるようになってしまった。樹脂製の引っ掛かりが磨滅したか折れたようだ。困るのでとりあえずテープ止めで使っていたがお湯も出るのでテープも長持ちしない。旧式なこともありこれは水栓を取り換えた方がいいかとネットで良さそうなのを見繕って発注した。勿論工事付きだが工事にやってきた人は取り付けを見るなり工事できないといって帰っていった、カードに引き落とされていた代金は戻ったががっかりだ。要するに流し台の裏にある水道配管にアクセスする点検口が流し台についていないため取り換え工事ができないということのようだ。出来るところはないかと色々探してみるとその内流し台を動かして工事できるというところが見つかって見積もりを取るがこれがかなり高い、最初のところの3倍位する。どうしたものかと悩ましい。
水栓のキャップの部品についても並行して探してみていた。まずは水栓の正確な型番が解る必要があるが取説などは無論残っておらず型番を示すプラカードも見当たらない。僅かにTOTOの文字が水栓に刻印されているだけだ。取りあえずTOTOのホームページを色々見ていると型番が解らないときの探し方というページに行き当たる、TOTOもなかなか行き届いたサービスがあると思って形から調べてみるが当たりが出ない。写真を送って問い合わせる方法はないかと探していくとTOTOはそういうページも用意してあって早速ここから問い合わせする。ややあってメールで回答が送られてくる、水栓の型番はシングルレバー混合栓/TK631 で 先端のキャップは THY614-1R #54R と解る。いい対応だ。ただキャップはもう製造中止で供給できないともある、古いものだけにしょうがない。
とにかくこのTHY614-1R #54R でネットで検索をかけてみる。すると送料込みで3600円台から6000円近い価格までするがいくつかのネットショップで販売されているのが引っかかってくる、互換品ではなくて純正部品だ。全国の工務店などが抱えていた製造中止の部品を買い集めてプレミア付きで販売するビジネスがあるようだ。もとの値段は1250円のようなので3-5倍のプレミアのようだが、売っているだけありがたい思いがする。
Amazonが最も安くAmazonのショップに発注するがAmazonは送料込みで3620円に出店各店が統一した価格設定となっていた、あまりに大きいプレミアを設定してはならないという内部ルールがAmazonにはあるのかもしれない、独禁法?との思いもなくはないがここではAmazonは消費者にやさしいようだ。数日で送られてきた部品は勿論ピッタリ装着できて問題なく機能している。
流し台のほうも流し下に水漏れがでるといった問題があって水栓と流し台をこの際だから換えてしまおうとも思ってこの案も追及していた。使っている流し台は間口が135cmだが、現在売られているキッチンセットでは間口が120cmか150cmのものしかなく、丁度合う仕様のものが見つからない。関東では135cmのものを製造販売しているメーカーもあるようだが九州では取り扱うところがないし仕様にもちょっと不満がある。120㎝の流しに15cmの隙間家具を押し込むことも考えたが水対策が難しくいい案に辿り着かない。105cmの流しと30㎝の調理台を組み合わせる案もあるがこれではシンクが随分小さくなってしまう。どうしても、というと特注のようになっていって随分とかかることにもなりそうだ。そこまでは、という気分になる。
当面、流し下の水漏れは水漏れ修理用のパテとテープをホームセンターで買ってきてこれで修理して何とかなっている。悩ましいことは幾つもあるがここはとりあえず修理しながら今あるものを使えるだけ使っていくのが賢明のように思えてくる。そういう家のようだ。


普段と少し違う梅雨が明けても、思うに任せない家の造りが傷んできても、すべてのことは受け入れる他ない。あるがままを受け入れて水のように生きる、それが一番なのだろう。

 

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