カメラを買う
野鳥の写真を撮るのにデジタル一眼の300mm望遠を使っていたが干潟などではどうしても力不足でどうしたものかと思っていた、これ以上の超望遠のレンズはぐっと値が張ってくるし重くなる。一方でスマホに押されているコンパクトデジカメ(コンデジ)に大望遠化のトレンドがでてきている、スマホカメラに対抗できるのは大倍率の望遠付きコンデジだというところにカメラメーカーが気づいてそんな分野がここ数年で急速にしっかりしてきている、そんなのをチラチラ見て気になっていた。これまでも手元にある光学30倍ズームのcannonのコンデジは使いでがあって野鳥写真にも結構活躍していた、コンデジは侮れないのは明らかだ。でも干潟では30倍では望遠能力は不足する。
もっと強力な望遠付きコンデジをと探していたら、ニコンのcoolpixを一眼の様に大型化したカメラがレンズも大きくファインダーもあってよさそうだとわかる。coolpixP900というカメラだ。
問題は価格だ、価格comで価格を暫くウオッチしていた。10月から消費税が上がったが消費税アップ後もキャッシュ レス還元が使える店なら税込みは却って増税前より安くなることもありうる。税込み45000円位になってそろそろ買い時かと気持ちが動いた。どうせ買うならマイルの溜るカード払いとしたい。価格comの最安値店ではカード払いは駄目だがコンビニ払いで買えるとあるのでコンビニでWAON払いで買えばいいかと発注した。WAON払いを色々受け付けているminiSTOPなら大丈夫だろうと出向くとこれはWAONでは払えないという、エッと思うがどうしようもない、もうキャッシュをWAONに変えてしまっていたこともあり少々嫌気がさして注文をキャンセルしてしまった。多額のWAONが残ったがこれは税金の支払いに充てようと11月下旬頃に再びminiSTOPを訪れると今度は11月17日でWAONでの収納代行サービスは終了した、とある。マイナス金利の時代だ銀行を含む金融業は経営が厳しくなってきているのを感じる、しょうがないので税金は一応マイルが溜められるnanaco払いとしたが、多額のWAON残高は残ったままだ。振出しに戻って何とかWAONでカメラが買えないかと調べていくと、カメラをamazonで買って支払いをamazonギフト券としこのギフト券をminiSTOPでWAON払いで買うという手があると解ってきた。これならWAONが有効に使える。amazon店では政府による5%ポイント還元が即実行されて46000円位で買えるようだ、若干高くなったが以前より価格帯自体が上がってきており、この辺りで手を打つのがいいころ合いだと、この方式で買うと決めて進めた。amazonギフト券は初めて使ったが、登録するとほぼ自動的にamazonの支払いはここからされていく、結構便利だ。WAONでギフト券を買うところでもマイルが発生してこんな買い方にはメリットもある。
すったもんだした挙句カメラが手に入った。本体以外に互換バッテリー(FB-EN-EL23)と互換充電器(ED-UCHG227633),16GBのSDカードも購入した、全部あわせても4万9千円台で、こんなものかと思う。
使い始めてみると光学83倍ズームでは確かに野鳥を撮りやすい。動きのある被写体はビデオモードでとってここから適当に切り出せばよく、飛行中の鳥の写真も割合簡単に撮れる。手ぶれ防止がビデオ中にも効いていて大望遠でも結構使える。重さが1kg近くあり大きさもボリュームがあって普通のコンデジのようにポケットに入れて持ち運ぶということができないが、それはどうしようもない、遠くの鳥がともかく鮮明に撮れるところはそれを補って余りある。
スマホカメラに対抗するように一眼レフの世界は日本製の独壇場となっているがこの大望遠コンデジも恐らく同様に日本製の独壇場となりそうだ、こんなふうにしてスマホのその先の世界は開けていくのかもしれない。
カメラを買うという、いわば単純な行動にも、デジタルな支払い方の移り行きや、増税の影響、スマホがカメラの世界を変えつつある姿、日本のもの造りの未来などが絡み合うように見ることができて、面白い。この世は面白いことに満ちているとつい思ってしまう自分がいるのを感じてもいる。
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