また九響の定期演奏会を聴きに行く
新型コロナウイルス感染は広がり続けていて人込みには出ない方がいいのだが閉じこもってばかりもいられず気分変えにはと10日ほど前九州交響楽団の2月の定期演奏会を聴きに行った。このところ毎月のように九響を聴いている気がする、面白い曲目や指揮者・演奏者が組まれているか
らだろうか、今月はフランスのトランペット奏者エリック・オービエとブルガリア出身の指揮者ロッセン・ミラノフがスペシャルゲストだ。クラシックのトランペットというところに惹かれて切符をつい買ってしまった。放送大学の学生だと学割がきいて1500円でいいというのが多分にある。
例によってひらおの天婦羅で夕食を済ませ、九響管楽器奏者によるロビーコンサートも楽しんだ後、席に着く。前から2列目で迫力がある。
曲目はプロコフィエフの組曲「キージェ中尉」、トマジの「トランペット協奏曲」、またプロコフィエフの「交響曲第5番」の3曲で、いずれも初めて聞く曲だ。
キージェ中尉は何だかポップな軽い曲でフーンという感じがして感動というものはない、トランペットが活躍とパンフのコピーにあったが思い直してもそんな印象でもない。曲が創られた当時は新しい響きだったのだろうがポップな音が溢れる現代ではあまり感じないということかもしれない。
次のトランペット協奏曲は本日のスペシャルゲスト エリック・オービエのトランペット演奏が主役になる。これは難しい曲だ、演奏技術的に難しいところをすらすらと演奏しているのが伝わってくるが、曲そのものの音楽性はいまいちに思える。聴いていてちょっと疲れる。アンコールに演奏した ミシェルルグランの曲の方が遥かに生き生きとして自由に音楽を展開できている様が感じられて、こうでなくちゃと思ってしまった。
それにしても席が近い。随分昔ジャズ喫茶で日野皓正なんかを聴いていた時のことを思い出していた、それくらい近いところでラッパを吹いている。耳が痛くなる。

例によってひらおの天婦羅で夕食を済ませ、九響管楽器奏者によるロビーコンサートも楽しんだ後、席に着く。前から2列目で迫力がある。
曲目はプロコフィエフの組曲「キージェ中尉」、トマジの「トランペット協奏曲」、またプロコフィエフの「交響曲第5番」の3曲で、いずれも初めて聞く曲だ。
キージェ中尉は何だかポップな軽い曲でフーンという感じがして感動というものはない、トランペットが活躍とパンフのコピーにあったが思い直してもそんな印象でもない。曲が創られた当時は新しい響きだったのだろうがポップな音が溢れる現代ではあまり感じないということかもしれない。
次のトランペット協奏曲は本日のスペシャルゲスト エリック・オービエのトランペット演奏が主役になる。これは難しい曲だ、演奏技術的に難しいところをすらすらと演奏しているのが伝わってくるが、曲そのものの音楽性はいまいちに思える。聴いていてちょっと疲れる。アンコールに演奏した ミシェルルグランの曲の方が遥かに生き生きとして自由に音楽を展開できている様が感じられて、こうでなくちゃと思ってしまった。
それにしても席が近い。随分昔ジャズ喫茶で日野皓正なんかを聴いていた時のことを思い出していた、それくらい近いところでラッパを吹いている。耳が痛くなる。
最後のプロコフィエフの第五番は第2次大戦末期に戦争を意識して創られたといわれるがそれにしては弦の響きが美しい。美しすぎる。戦争のどす黒いところが微塵もない。
しかしとにかく垂直運動する弦の音がキレイで切れ味があって指揮者の求めているものにこたえているとの感じがしてくる、指揮者がいいというべきか、いい演奏だ。
しかしとにかく垂直運動する弦の音がキレイで切れ味があって指揮者の求めているものにこたえているとの感じがしてくる、指揮者がいいというべきか、いい演奏だ。
総じてなかなかのプログラムだった、こうだから九響をついつい毎回聴きに行くのかもしれない。新型コロナウイルスが広がってきてもこんな機会は失いたくない。
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