「アフガン・緑の大地計画」を読む
コロナ騒ぎで近くの市立図書館の分館も閉館になってしまって2週間前くらいたつ。手持ち無沙汰の日々が続いている。
勿論家にいてもやることはいくらでもある。時々料理を手伝ったり、家や庭の手入れをしたりが大半ではある。 庭の松の剪定は眼も大体よくなったのでまた続けているがなかなか終えられない、伸びすぎだ、結構疲れる、合間にやはり本を読んでいる。
図書館から借り出してきていた本は暫く返さなくてもよくなったのでのんびり読んでいるがその中に非業の死を遂げた中村哲の「アフガン・緑の大地計画」というのがあって少々圧倒される。
市立図書館の中村哲の著作の中でもこの本は人気が高く3ヵ月くらい順番待ちしてやっと貸し出し順が周ってきた本だ。ちょうど貸し出しとなった翌日から突然のコロナ閉館となって、普通は2週間の返却期限のところが6週間も借りられることになりゆっくりと読んでいる。
読みやすい本だ。医療支援の記載は一切なくて治水工事の全容の記述に徹している。実行された事業を細かな数値や写真や表を用いて報告書として書いたもので、今後も具体的に作業を進めるにあたっての便利な手引き書として役立つように書いたとしている、実用書といってもいい。著者が土木工事の実際の専門的手順を自ら学びこれに江戸時代の治水技術の粋といってもいい筑後川山田堰の調査研究を加えて洪水と干ばつを繰り返すアフガンの河に適した治水工事を設計、施工指導している。医術ではもはやできない、水を引き大地を変えるという治療を、計画を立て図面を引き資金を集め多くの現地の人を動かし時には自らブルトーザを動かして実現している。それがリアルな写真と数表で示される。驚くべき本だ。人気が高いわけだ。
その役割がたとえ巡ってきたとしても自分にはこんなことはできなかったな、と生き方を振り返ってしまう、その馬力と頭脳に脱帽してしまう。
勿論家にいてもやることはいくらでもある。時々料理を手伝ったり、家や庭の手入れをしたりが大半ではある。 庭の松の剪定は眼も大体よくなったのでまた続けているがなかなか終えられない、伸びすぎだ、結構疲れる、合間にやはり本を読んでいる。

市立図書館の中村哲の著作の中でもこの本は人気が高く3ヵ月くらい順番待ちしてやっと貸し出し順が周ってきた本だ。ちょうど貸し出しとなった翌日から突然のコロナ閉館となって、普通は2週間の返却期限のところが6週間も借りられることになりゆっくりと読んでいる。
読みやすい本だ。医療支援の記載は一切なくて治水工事の全容の記述に徹している。実行された事業を細かな数値や写真や表を用いて報告書として書いたもので、今後も具体的に作業を進めるにあたっての便利な手引き書として役立つように書いたとしている、実用書といってもいい。著者が土木工事の実際の専門的手順を自ら学びこれに江戸時代の治水技術の粋といってもいい筑後川山田堰の調査研究を加えて洪水と干ばつを繰り返すアフガンの河に適した治水工事を設計、施工指導している。医術ではもはやできない、水を引き大地を変えるという治療を、計画を立て図面を引き資金を集め多くの現地の人を動かし時には自らブルトーザを動かして実現している。それがリアルな写真と数表で示される。驚くべき本だ。人気が高いわけだ。
その役割がたとえ巡ってきたとしても自分にはこんなことはできなかったな、と生き方を振り返ってしまう、その馬力と頭脳に脱帽してしまう。
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