ネオワイズ彗星とトイレの修理と
ネオワイズ彗星がまだ見えるかもしれないとやっと夜空が晴れた7月25日の20時過ぎから夜空を探してみた。国立 天文台暦計算室の今日のはしぞらのページに今日の位置が出ている、おおいぬ座の足のあたりだ。自宅玄関先から双眼鏡でそこらを探していくと普通の星とは全く違うぼやけた天体が見えてきた。これだ。彗星は前に何度か見たことがあって、そのぼやけた感じが同じだ。暗い。3等星あるかないかという感じだ。野鳥用のフィールドスコープでも見てみる、こちらのほうが見やすい。気のせいか上の方に向かって尾があるようにも思える。鳥用の望遠で写真を撮ろうとしてみるが、ファインダーにはっき り見れず大体の方向を定めて何枚かシャッターを押してみる。後で見てみると写っているようにも見えるが違うようにも思えて自信がない。
4日後の29日もまた夜晴れたので探してみるが更に暗くてなかなか見つからない。暫く探しているとかみのけ座の右にやっとそれらしいぼやけた 点がスコープで見つかる。これが見納めだろう。次は0.5億年後らしい。(添付図は星図へのプロット、青が25日白丸が29日、スコープでの見え方を記憶で書いたのがその次の図)
46億年前にはこんな彗星のような星の材料が次々に集まって地球が出来大気や水がもたらされたといわれる。地球もいずれ最期を迎えた後は一部が彗星となってまた別の星の誕生に貢献し宇宙は続いていくのかもしれない。
そんなことより、地球ではコロナでどこへも行きにくい毎日がまだ続いている。日々のこまごました日常が生き続けるあかしとなっているような気さえする。
数日前のことだ。40年物の水洗トイレがちょろちょろ水をタンク内に漏れ続けて水を供給している井戸ポンプが一定間隔で作動を繰り返すので、ちょっとイヤで調整に取りかかった。タンク内でバルブで水のラインを開閉するボールタップの調整が悪いようだ。止まりが悪ければボールをつけているアームを下向きに曲げれば止まるはずなのでやっていると、誤ってボールの付いているあたりでアームを折ってしまった。継手になりうる丁度いいアルミパイプを探しては見るがそんなものは無く止む無くボールタップを交換することにした。これくらいの交換はものさえ入手できれば自分でできるだろう。
まずはメーカのTOTOをあたる。タンクの型番はS720Bの文字が消えかかってはいるがタンク表面に読めるのでTOTOのホームページで調べるとS721BはあれどS720Bの記述はない。コールセンターに電話で問い合わせるとやはりS720Bというのはないという。古くて抹消されたのだろうか。取り敢えずS721B用のボールタップの型番を教わってネット検索すると5000円台で売られているのがいくつか見つかる。適合性にいまひとつ自信が持てずそれならとどのタイプにも合うという万能型の物も探して見ると送料込み2500円くらいから見つかる。半値以下だ。少し調べてみると使えそうなのでひとまずこれでいいかと2500円のを発注する(カクダイ662-312)。翌日届くというからすごい。浮きボールをカンチレバーで作動させる今までのものと違い浮きが垂直のガイドレールに従って上下し定まった水位で水を止めるようになっている、調整も解りやすそうだ。
翌日の午後に届いて夕食後取り付けにかかる。TOTOのはネジがPJ1/2でこちらはB1/2となっていて少し気になっていたが問題なく取り付いた。僅かに違うところがあるらしいが基本的にネジは互換の様だ。それほど時間はかからず交換出来て試運転してみると問題なく機能する。めでたしだ。どのくらい長持ちするかが気になるがその時はその時だ、トイレは2か所あるのでまた壊れても大したことは起こらない。
そんなかんだでやっと7月も終わる、コロナ騒ぎの他、チャドクガに悩まされ続けたり、何故かアオバズクにも今年は出会えず、彗星を見てトイレを治せたくらいが明るい印象の月だった。
8月はどんなことになるのだろう