今年も油山で秋のタカの渡りを見る
もうコロナ自粛が身に染み付いて何処へも出かけないのが何か心地よくさえ思えてきた。何かしなければならないという強迫観念から自由になれたということかもしれない。
思いつくまま4日前にハチクマの渡り見物に福岡市・油山の片江展望台に赴いた。前日まで雨で如何にも渡りに良さそうだ。ここでの渡りは大抵10時から昼過ぎまでがピークでゆっくり出ればいいのも具合がいい。
懸念は駐車場だ、休みの日にはすぐに満杯になってしまう、その時は油山市民の森の中央展望台に廻ればいい、少し歩くが駐車場は余裕十分だ、そん なことを思いながら到着するとやはり満杯だ、Uターンかなと思っていると丁度1台出て運良く駐められた、やっぱりコロナのせいで人出は程々のようだ。空には積雲があちこちで出来かけていて気象条件は申し分ない。
タカは東からやってくるのだが高度がやや高いためか頭上に近づいてから突然気づく場合が多く現れだすと忙しい。海寄りの西公園の方角に見え始めた時などはみるみるどこからかやってきて数を増やし、30羽位のタカ柱となって近づいてきた。写真に撮って数えると50羽以上いる。双眼鏡を使った目視だけではとらえきれないようだ。距離があるだけにタカ模様の解る写真までは撮れない。これもしょうがない。
後で処理して少しは鷹らしく見える位で我慢するよりほかない。今年はアカハラダカは見損ねた。9月15日が絶好の日和だったようだ。この日は体調が思わしくなかった日でこれもしょうがない。無理せず生きる日々ばかりを送っている。
毎年繰り返されるようでも もしかしたらこれが最後かも知れないすべからく一期一会と思うべきなのだろう、今年はコロナで来年はまた別のとんでもないことが起こるかもしれない。
もっとも見損なったとしても何が起こるという訳でも無い、無で満たされた世界が淡々と過ぎていくだけなのだろう。
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