« クロサギに出会う | トップページ | 首羅山遺跡を見てみようと »

2020年9月27日 (日)

鴻巣山でエゾビタキ

鴻巣山という小山が近くにあって、時々は面白い鳥がいない訳でもないようなのでたまに行きたくなる。

低い山だから気楽に登ればいいのだがそこは楽したい気持ちが染みついていてバスで坂の上の停留所まで行って鴻巣山の緑地を横切って歩いて降りてくるのがよさそうと近くのバス停からバスに乗った。峠越えの様な路線で停留所の東側にも緑地があって興味を引かれるが道を調べてまた別の日にということにして予定通り西向きに鴻巣山の緑地の横断にかかる。霊園の上端部の道に沿って歩いて暫く行くと左の遊歩道の入り口からスダジイの林に入る。椎の実はあくが弱く食用になるので非常に昔から重宝されていた歴史がある。おそらくここもしっかり掘れば縄文の遺跡に突き当たるに違いない。
Ezobitaki0925a1a 鳥の声はかすかに聞こるが圧倒的にツクツクホウシの大合唱だ、鳥は見つけにくい。赤白に塗られた鉄塔の近くまで行くとメジロのような鳥がいる、写真にとって良く見るとエゾビタキだ。ツクツクホウシの合間から聞こえる鳴き声はこの声だったんだと合点する。エゾビタキは油山市民の森では出ているとの情報があったもののいつもの溜池を巡る散歩コースには居ない、こんな山地のような所が好きなようだ。よく似たコサメビタキは散歩コースにこの時期よく見かける、こちらはやや都会派のようで人懐っこい。微妙な違いが面白い。エゾビタキは夏シベリアで繁殖し冬は東南アジアで過ごす、日本には秋に通りすがりで寄るだけだ。しかしこんな小さな鳥が毎年よくもそんな大旅行をするものだと感心してしまう。
スダジイの上に出る展望台にも久し振りに登ってみる、風が強いだけで期待した渡るタカも見えず森の小鳥も見えない、でも街の眺めはちょっといい。
鳥があまり見れなかったこともあり山を下っていつも散歩で回る中公園にも行ってみる。カワセミがいるかもと思っていたが姿は見えない、その代わりコサギがいる、なかなか絵になる感じでいい。カラ類の混群も久し振りに現れるが木が茂っていて写真は無理だ、エナガ、シジュウカラ、コゲラ、メジロがちらKosagi0925aa ちら見える。
ちょっと疲れたがぐるり周って6000歩位だ、いいコースかもしれない、コロナの終わりが見えなくともそんなには困らないなあとも思ってしまう。

|

« クロサギに出会う | トップページ | 首羅山遺跡を見てみようと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« クロサギに出会う | トップページ | 首羅山遺跡を見てみようと »