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2021年1月21日 (木)

九響のニューイヤーコンサートを

少し前のことだが1月9日に九響のニューイヤーコンサートをアクロスに聴きに行った、忘れないうちに書き残しておく。

この日は自宅トイレの水漏れの検査・修理が昼まであって、行けなくなるかもしれないと危ぶまれたが、何とか片付き15時のコンサート開始に間に合った。席は3階だがよく見えるしこのホールは響きが良くて音も問題ない。
12月は突然の体調不良で温泉旅行をキャンセル、Goto停止で年明けの旅行もキャンセルと暗い話が続いたのでこのコンサートくらいはちゃんと楽しみたかった。元旦早々から悪天で初日の出も見れなかったというのもあり、いい年になるという予感が少しもわいてこない年の初めとなっていNewyear2021 た、少しは楽しい気分になりたかったというのもある。
指揮は原田慶太楼さん、サクソフォンは須川展也さん、どちらもよく知らなかったが活躍されている方の様だ。
コンサートはヨハンシュトラウスのポルカを次々に繰り出してニューイヤーらしい。これでもかポルカということはなくて指揮者による説明が間に入るので解りやすいし親しみがわく。もっとこんな形のコンサートがあればとも思う、何を考えて演奏者は演奏しているのか、語ってくれるのが当然のような気がしてしまう。
サックスの須川展也さんは休憩後にアルゼンチンのピアソラの曲を4曲(鮫、オブリビオン、ブエノスアイレスの冬、リベルタンゴ)演ってアンコールにグラナダを演奏、いずれも素晴らしい、グラナダは長い曲でアンコール用の曲とは思えない。非常にうまい人で音楽そのものがほとばしるような演奏だ。クラシックの枠を飛びぬけている。楽しめる。ビアソラにはサキソフォンがあっているようにも感じる。

ニューイヤーコンサートの最後は定番通りラデッキー行進曲となる、いつもの明るい響きがあることに安堵し、年がすっかり明けた気分になる。

こういうことを繰り返して一年また一年と年は過ぎていく、それが貴重なことのようにも今では思っている。本当に今年はどんな年になるのだろうか

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