中宮寺の国宝展を見る
コロナの騒ぎで九州国立博物館からは足が遠のいていたが、中尊寺の弥勒菩薩が来ているというので、コロナ対策もそれなりにやってあるようなのもあって見に行った。大宰府の梅も見ておきたい。
博物館の入場はコロナ対策の一つとして事前 予約をした方がいいようなのでネットで9:30-10:30の枠を2人予約して出かける。道が混んでいるのでナビに従うが却って踏切の多いルートを示して時間がかかる、とにかく車が多い。それでも最後は太宰府の抜け道を示してくれて10:30少し過ぎに駐車場へ到着。枠の時間を少し過ぎてしまい慌てて受付へ急ぐが何とかなりそうだ。それにしても来訪者が多い、駐車場もかなり埋まっている。
コロナ対策で入口もいつもと変わっている。会場へ向かうエスカレーターでは10段開けのコントロールをしているが、会場入り口での入場制限はない。
中に入ると前来た時とあまり変わらず結構密な状態だ。これではコロナ対策が十分とはいえないような感じだ。こういう催しは難しいのだろう。でもこれで持ちこたえられるならそれでも勿論いい。
関連展示がまずは続く。門跡を多く受け入れていて天皇家とのつながりが古くから強い寺と知る。中宮寺の弥勒は最後にある。弥勒はさすがに美しい。よくできた日本特有の彫刻だ。奈良で2回くらい見た記憶があるが、光線がいいのだろうか細かいところまでよく見える。改めてきて見たかいがあった。 終わって4階の常設展示も少し見て1階へ降りるが、レストランやカフェが消えていて食べるところがない。しょうがない。トンネルを抜けて太宰府天満宮エリアの食堂でチャンポンを食べる。それにしても梅が綺麗だ、まだ満開前の木も結構ある。全体としては満開の雰囲気でいい。
せっかくだからと本殿まで行ってみるが人が多いのに驚く、拝観の列がずらりで間をあけて並んでいるという風でもない。飛梅もまだ十分見れる。外国人観光客がほとんどいないのを除けば概ね普通の梅の時期の休日の景色だ。勿論微妙に違ってはいる、どこか新しい。しかしこれではコロナは簡単には収まるまい。帰りは道が混んでいるようでナビが示す四王寺山の東を抜けるルートを選ぶ、初めてだ。信号が少なく他の道より普通でも早く走れそうな気もする。少しここでも学んだ。
今年は梅の咲き具合が例年よりいいように思った、手入れが十分できたのかもしれない。少しづつ違う生活様式にはまりつつある、この先不安もあるが変わり続けることが社会そのものとしても生きているということのように思えて、暗くもない未来を感じてしまった。
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