またサンパレスで九響
秋分の日、正午頃よりサンパレスの九響コンサートを聞きに行く。前回同様ベイサイドプレースの波葉の湯で食事をとる。今回は駐車サービスは2時間分と普通だ、休日の昼ということもあるの だろうか。結局出車時2時間オーバーでも440円だから大したことでもない。
波葉の湯は人が多い。休みには人気のようだ。港を歩いてサンパレスへ向かう。変な遊園地の電車のような車両が岸壁をゆっくり回っている。面白いので帰りに乗ってみた、どうということもないが初めてのものは何でも心惹かれる。
インスタ用に鳥の写真を、と思うが遠くのウミネコしかいない。持参の小さいコンデジでは苦しい、でも結局は無理に拡大したウミネコをインスタにアップした、インスタはその日の写真であることが大事な要素という気がしている、殆ど絵日記の世界だ。過ぎ去っていく時を確実にアンカーできる感じがしていい。
この日のコンサートは
九州交響楽団 第26回名曲・午後のオーケストラ 魂をゆさぶる 舞踊×音楽
出演 九州交響楽団 指揮 大友直人 、独奏ヴァイオリン 周防亮介 、舞踊 首藤康之 振付 中村恩恵
ビゼー/「カルメン」組曲 第1番
サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
サン=サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28
ヴァイオリン協奏曲 第3番の独奏ヴァイオリン奏者は長い髪、肩出し衣装の姿から、女性のように見えててっきり女性と思って見ていたのだが、プログラムを確認すると周防亮介の名前で男?と自信がなくなる、周防亮介 の名は聞いたことがあったがこんな人とは。4曲目の舞踏のあるサンサーンスでも登場したが今度は衣装が男っぽいのでこれは男だと思い直す。難しい世の中になった。繊細なヴァイオリンが得意のようだが、演奏には馬力もあって好ましい。
サブタイトルにもある舞踏はバレエ組曲火の鳥かと思っていたらそうではなく最後の序奏とロンド・カプリチオーソだった。勤め人の有様を男性舞踏のソロで表しているようにみえたが、伝えようとしていることが伝わってこないような感じでもどかしい思いがあった、舞踏の舞台などほとんど見ていないというこちら側の問題のような気もしている。しかしそんなところも何か新鮮で全体としては楽しめる雰囲気が漂っていていいプログラムだったように思えた。
1階の後方の席で聴いていたが、サンパレスはマイク収音で増幅してスピーカーを結構使っているようだ。オーケストラの後方の木琴の音などが大きすぎで聞こえてきて、そうかと気づく。
なるべく生の音を、と思ってしまう。サンパレスはアクロスと比べて音がいまいちなのはそんなことか原因なのだろう。ちょっとおしい。
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