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2021年12月 3日 (金)

オミクロン株に安心する

コロナウイルスの理解に随分助けとなった本に「ウイルスは生きている」(中屋敷均著)という本がある。5年位前の出版だがウイルスの本質をよく教えてくれる。オミクロン株の登場にも参考になる記述がある、ここで紹介されているスペイン風邪の終息の話が興味深い。多くの人が感染し抗体が多くの人の体内に造られたというのもあるが、ウイルス自身も致死性を弱めるように変異していったというのだ。ウイルスは変異が進むと致死性は下がってくるが流行はしやすくなる、というのが一般的傾向のようで、結局普通のインフルエンザになっていくということらしい。宿主無しではウイルスは生きていけない、宿主を殺してしまっては元も子もない、従って合理的にそうなっていくというのだ。今度のオミクロン株はそんな変異である可能性が匂っている。感染力は確かに強いが、南アからもたらされる症状に対する医師の見解は相当にマイルドな症状というものだ。だんだんただの風邪のコロナウイルスになっていくのだろう。ウイルスとしては感染力が強いのでデルタ株などを駆逐していきオミクロン株だけとなるが、心配するには及ばないということになりそうだ。そんな近未来が見えてくる。オミクロン株の登場は収束段階に入ったということになるのだろう、いい風邪薬があれば済む話になっていくのだろう。
各国政府がピリピリしているのは、コロナでつまずくと即退場を強いられる政治の世界が世界中で現出しているためなのだろう、外れるととんでもないことになる。

分ってくると少し心が楽になった。自粛明けにどこへ行こうか。

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