冷蔵庫を買いに行って
冷蔵庫がまともに冷えなくなりいよいよ末期的になってしまったようだ。14年位使っていてもう買い換えしかなかろうと福岡のヨドバシに出かけた。ネットショッピングも無論できるが物理的な大きさや感じがあるので実物を見たり触ったりして買いたい。
久し振りに行くので駐車場が気になった。2車線の道に面していて右折では入れないかと懸念していたが信号で右折した小道から入れるようになっていてどちらからきても問題なく駐車場に入れる。クルマを置いて冷蔵庫売り場に向かい店員に声をかけていくつか見ていく。今のは買い物便利なところに住む2人暮らしにはちょっと大きく、ひとまわり小さくて機能がしっかりしているものと思っていたが、少し小さくても見た目洒落ているのを選んでしまう。見て買うとどうしてもそうなる。手配の手続きを待っていると店員が別の話をし始めた、携帯のキャリアをソフトバンクに替えないか、現行機種をそのまま使うなら冷蔵庫代を安くできる、月々の支払いもドコモより安くなるというのだ。よく見ると店員の着ているはっぴにはソフトバンクと書いてあり携帯が本業のようだ。ドコモの携帯料金が高いかなと思っていたところなのでこの際換えるのもいいかと話に乗る。キャリヤ乗り換えは携帯は無料だがwifi部分が1万円の解約金をとられるもののその分値引きするという。切り替えの手続きに入るとまずドコモから予約番号を取得してくれと言われる、これは使用者本人しかできない。店員にうながされて151に電話して始めるのだがこれがすんなりは行かない。まず151番が非常に混んでいてなかなかつながらない。やっと出ると解約手続きとしてドコモのこれまでの特典がなくなることへの確認が延々と続く。Dポイントの処置をどうするかもあったり、いちいち考えて答える必要があり売り場の騒がしい環境でこれをやっていくと体力を消耗する。続いて家内のもある、家内がすらすら対応できるようにも思えない、固定電話/wifi回線の切り替えもある、考えていくと疲れ果てて途中で乗り換えを断念する。ドコモの引き留め策の術中にはまったようだ。これは冷蔵庫を買いに来てついでに思いついたようにできることではない、やり方を考えておいて、それに沿って強い意志で立ち向かうことが求められているようだ。政府主導の携帯料金の引き下げがこんな事態を引き起こしているようでもある、確かに安くなるすべはあるがたやすくはない。
冷蔵庫を買いに来て思わぬ携帯の商戦の現場を見てしまった思いだ。不満はあるがそれはそれで現代の切り口を見ているようで面白くもある。
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