公民館でJazz
近くの公民館でジャズのコンサートがあるというので遅ればせながらコンサートの前々日に申し込みをしたが満席、キャンセルがあったかもしれないと一応調べてくれて数時間たってOKが来た、やってみるものだ。9月は博多の街では中州ジャズが恒例となっている、その流れでということかもしれない、無料だという。もちろんプロの演奏家だ。
当日夜7時から公民館の講堂で開催だがそれほど広いところでもない、ジャズの演奏にはこれくらいがちょうどいいという気もする、40名くらいの観客が集まった。ヴォーカル:Mayumi, エレピアノ:ミランダマサコ、ベース:松下一弘、ドラムス:川鍋由紀子 というボーカル+ピアノトリオの編成だ。 Night and day から始まる。
学生時代の頃の渋谷や新宿でのジャズ喫茶での演奏の雰囲気をちょっと思い出すが、ホテルのレストランフロアで出てくる演奏というのがより近い。カルロスジョビンのWaveのあと,Cheak to cheak,Hush-a-bye,Love is many splended things ・・・と続いていく、有名な曲ばかりなのもあって乗って聞ける。ポーンと音程をそのまま出さず少し引きずるような歌いかたでちょっと気になるが雰囲気は勿論いい。フランクシナトラのレコードで昔聴きなじんでいた曲が多い、スタンダードだ。My favorite things が出てくると随分前福岡にいた時RKBのホールで毎月あっていたジャズのレコードコンサートを自転車で聴きに行っていたことを思い出していた、RKBのテレビ塔がまだ街中にあった頃だ。ある時コルトレーンのソプラノサックスで演じるこの曲が新曲としてホールに響き渡った、その時の何とも言えない驚きは忘れられない。するするすると時は流れてしまった。そのするする感も悪くない、目いっぱい自分の時間を使ってた気分はないがそんなきつい生き方でなくて良かった、そんな風にも思い返している。贅沢なのかもしれない。
休憩をはさんでまたこの夜のジャズコンサートは続いていった。いい夜だ。中州ジャズも今年は聞きに行くかと思っていたら台風直撃のようだ。これは無理かな、そんなものかなと転がっていく時間を眺めている。
この夜の演奏曲目メモ
Night and Day
Wave
Cheek to cheek
Hush-a-bye
慕情 Love is many splended things
My favorite things
Tea for two
You'd be so nice to come home to
Over the rainbow
Sentimental journey
Star dust
見上げてごらん夜の星を
Fly me to the moon
On the sunnyside of the street
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