公園に毒キノコ
今年の夏は梅雨明けが2度あったり酷暑だったり何だかいつもの夏とは少し違うような気がしている。同じように夏は毎年来るが同じ夏はないということなのだろう。
その夏もやっと終焉になってきた、1週間ほど前になるが久しぶりのまとまった雨が降って、止んだところで公園に散歩に出ると、あちこちでキノコが突然のようにポコポコと地下から現れてきている。雨後の筍ならぬ雨後のキノコだ。
キノコの見分け方を10年以上前栃木にいる時に博物館の講座で学んだことがあったが、非常に種類が多く図鑑に食用とあってこれと完全に一致するキノコ以外は食べてはならない、と教わった。図鑑になくて食べられるかどうしても判定したいときはごく少量剝がして舌で味わってみればわかる、ピリピリすれば毒キノコだ、とも教わった。公園に現れたキノコはちょっと不気味で食用できると図鑑にあるキノコとは明らかに異なる、どれも食用には無理かなというキノコばかりだが、味わってみる気もしない。
中でも白いテングタケの様なキノコが沢山出てきており毒キノコかと気になる、図鑑やネットで調べると猛毒のシロタマゴテングタケのようにもみえるが微妙に違うような気がしてネットでさらに調べていくと日本固有種として近年よく見かけるといわれるミヤマタマゴタケのようでもある。ミヤマタマゴタケなら猛毒ではなさそうなものの食用には適さないようだ。いずれにせよ地上に出てきたばかり幼菌はちょうどゆで卵をむいたような雰囲気があるがちょっと毒々しい。栃木にいる時はこんな毒々しいキノコには出会わなかった気がする、キノコの世界も年々変化・進化しているようだ。
それにしても住宅に囲まれた公園でこんな自然の移ろっていく様を眺められるのはそれはそれで面白いのではないか、そんな気がしている。
添付写真は、2 以外ミヤマタマゴタケのように見えるが、わからない。2は全く分からない いずれも福岡市南区の公園にて撮影
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