コスモスを平原遺跡に見る
数日前のことになるが、朝食後コスモス見に行こうと思い立ち出かけることにした、この頃は思いつくように出かけることが多い。場所は遠賀川河畔が面白そうだがネットで見るとまだあまり咲いてない様なので、糸島の平原古墳にした、ここも今どのくらい咲いているか判然としないが、期待外れでも帰りに今津に久しぶりに鳥見に寄ればそれもいい。10時半前に出発。近くのセブンでおにぎりなど仕入れる。ルートは高速は使わず下道で日向峠を越えていく。ニニギノミコトはここのすぐ北のくしふる山に天下ったという古事記の読み方があるというがそれでもおかしくはない気もする、鹿児島や宮崎の高千穂ではちょっと苦しい がここなら古事記の言うように韓国(からくに)に対しているといっておかしくない。大和朝廷の元は朝鮮半島から来たというのは多分そうなのだろうから。
ナビに従って道を平原遺跡に曲がりこむとそこに先ほど追い 抜いて行った白バイが止まっている、どうやら表の通りを走る速度違反車をここから追いかけて捕まえようとしているようだ。色々苦労している。平原遺跡の駐車場にとめて、歩いていくとコスモスは7-8分咲きでほぼ見ごろだ、なかなかいい。のんびり散策しておにぎりを食べる。ここは魏志倭人伝に記された伊都国の中心部だ、まだ大和朝廷の古墳文化には染められておらず、平地の王募から数多くの大型銅鏡が出土し全てが国宝になっている。この辺りが日本が日本と
して出来始めていった現場なのだろう。古代から流れくるものがまだ漂っている気がする。写真を撮ったりゴロゴロして今津へ向かう。
玄洋高校の横に駐車して少し歩くが鳥が少ない、モズとサギくらいで二つ池にも何もいない。ぐるりと回って堤防のところにクルマをとめ河口を見ると満潮だ、チドリ類もまるでいない、手前の川にカルガモの群れがいたり、ウミネコが1羽、それにアオサギの群れが飛んでいく程度だ。畑の方にも行ってみるが少ない。あきらめて帰る。こんなこともある。
でも、思いついて動いたにしては上出来の気がしている、秋は咲き乱れるコスモスを見るのにも、古い時代から流れてきている時を感じるのにもいい季節だ。
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