久石譲のコンサートが楽しくて
数か月前九響(九州交響楽団)のコンサートに行った時抽選を引いたらこのコンサートの割引き券が当たったこともあって久石譲の指揮する九響/日本センチュリー響合同のオーケストラの演奏会に出かけた。ホールは例によってアクロス福岡だ。この頃小さな幸運でくじが当たることが幾つかあっている、ボロボロと籤運を使い果たしつつあるようでうれしいか微妙なところではある。
ほぼ満席だ。いつもの、女性とリタイヤ組中心の観客とは少し違って、男性の勤め人風の人も結構多い。
ステージ上に並ぶ椅子の数が多い、2つのオーケストラの合同だけに120は超えているように見える、始まると響きに迫力がある。最初の曲は久石が最近作曲した交響曲で彼と しては3番目の交響曲(交響曲第3番)になっている曲だ。聴きなれない現代音楽の曲で、集中できなくて眠くなる。確かに音が多く、動く。それにしても久石譲とはこんな作曲家とは思ってもみなかった。気付かぬうちに転寝して終わり頃にハッと起きる、情けない。次はストラビンスキーの春の祭典で、これは気持ちがいい、大人数のオーケストラならではの迫力がある。弦は通常の九響のコンサートのようには揃わないがそんなもの何ということもない。最後はメキシコの作曲家によるダンソン(ダンスソングのことか)でこれも調子がよくて初めて聞く曲だがいい響きだ。いい雰囲気で終わりアンコールはお待ちかねとばかり、トトロだ、最初の現代音楽との落差が激しいが、楽しい。久石譲の多彩さを見せつけてくれた。
面白いコンサートだった。それに尽きる。
やっぱり生の演奏はいい、ついつい10日後のポリャンスキー指揮のコンサートも予約してしまった。気ままに生きていけるのが何より楽しい。
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