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2023年3月 8日 (水)

九大の博物館に行ってみる

福岡にはあの有名な漢委奴国王の金印を有する市立博物館はあれど、この地の植物や動物、地質などを展示した普通の博物館がないのに怪訝な思いがして、ネットを探っていくと、九大の総合研究博物館というのが箱崎の跡地(箱崎サテライト)に整備されつつあって一部は常設室に展示されているとわかり、建物も面白そうなので出かけてみることにした。この地では自然に対する感覚が関東や東北とはだいぶ違うというのが根本的原因かもしれない、ここでは人の手がベタベタに入った山が普通という感じだ。
ホームページがあるので見ると一般の来訪者は駐車できない、近隣のコインパークにとめてくださいとある、ちょっと厄介だがしょうがない。ネットで探すと少し歩くがタKyuudai-ato1 イムズ駐車場があるのでここを目指して出発する。ナビの指示で走るがナビがいい道を示さない、こんなことは珍しい、到着目的地がごちゃごちゃしたところとなるせいだろうか。混んではいたがとにかくたどり着く。クルマを入れて結構歩いて門の守衛のところで入門手続きをするが、聞い てみるとクルマは普通の人でもここに止められますという、サイトのページでそうあるのはもしいっぱいで止められないと困るからそう書いているのかもしれないという。あんまり来てほしくない気持ちがにじんでいるのだろうか。素直ではない。
糸島への移転で元の九大の建物は殆ど壊され、残された建物は赤レンガの建物とどっしりした如何にも大学という旧工学部本館の建物位だ。博物Kyuudai-ato2館となるのはこのどっしりした方で1930年の建造らしい。中に入ると1階の廊下にアンモナイトや鉱石標本などが置かれていてそれらしい。3階の展示室に上がる。広くはないが興味深いものが色々置いてある。例えば福岡市の中心を南北に走る警固断層の剥ぎ取り断面だ、確かにくっきりした断層で1万6千年位の周期で動いてきたようだ、そろそろ怪しい時期で警戒されているのだろう。その他縄文人から侵入してきた弥生人への移り変わりの骨の標本なども展示されていて興味を引く。植物系の展示は見当たらないが本格的に開館する2027年までには色々工夫されるのだろう。

それにしても取り壊されて出来た広い跡地には何ができるのだろうか、動き続ける福岡という街がまた面白い。

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