豪雨直後の日田祇園を見に行ったり
まだ全国旅行支援がつくというのもあって写真などでしか見たことのない日田祇園の山鉾を見る日帰りバスツアーに申し込んでいた、ツアーは7月16日で博多祇園山笠の舁き山が街を駆け抜ける日の翌日だ。15日は放送大学の試験初日でもあってこちらを優先して今年の山笠は見ずじまいだった、この時期祭りが多くて付き合い切れない思いもある。博多の祭りも見ずに日田まで出かけるというのも少し引っかかったがまあしょうがない、そんなこともある。 16日当日は12時過ぎに博多駅集合・出発となる。日田の祭りは午後6時頃から日田駅前に山鉾が集まってくるので、それまで天ケ瀬の慈恩の滝を見たり湯布院で早めの夕食を食べて散歩したりと、優雅に時を過ごす段取りになっている、これもなかかいい、いずれも行きそびれていたところで初めてだ。慈恩の滝は2段の豪快な滝で思った以上だったが湯布院の温泉街散歩はこんなところとは思わなかった。昔からの落ち着いた温泉街と思いきや若い人がずいぶん遊びに来ていてそのあたりを狙った今風の店構えが目につく、こんな意外性も面白い、旅らしい。メインの日田祇園は午後6時頃には予定通りJR日田駅前に8-9基の山鉾が集まって「集団顔見世」となる、これを眺めるというのが本日の目玉だ。
提灯に明かりが入った写真をいくつか見たことがあり、一度は見たいと思っていた。ユネスコの世界遺産だ。博多の舁き山の様な張り詰めた空気はなくて、和やかな集団が山鉾を動かしてくる。
大変な人出だ。駅前広場に高さ10m位の全基が終結し7時半に明かりがともる。見所はほぼそれにつきる、揺らしたりはするが秋田の竿灯の様な曲芸はない。それでも十分見応えがある。
8時半にバスのとこるに集 合して博多に戻る。秋田の竿灯を見に行った時も思ったが散り散りになったツアー参加者がよくも全員時間通り暗い中を解りにくい集合場所に戻ってくるものだと思う。魔法の様だ。1時間と少しで元の博多駅前に帰着する、近い。
日田は今度の豪雨で 被害を出していて大分道もツアーの前日まで通行止めだった。豪雨被 害の跡があちこちに残っているかと思えばそんなことは全くなく、平然とスムーズに旅は終わった。こちらもなんだか魔法の様だ。
短くてもこれが旅の面白いところなのだろう。
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