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2023年9月27日 (水)

図書館から本を借りて読んでいると

本を読むのは図書館から借りて読むに限る、と思っていた。借り出し期限内に読み終えなければならないという観念が付きまとって無理しても時間を作って読むことになる、これがいい。ところがこのところ借り出せる本の上限10冊までを抱えて、期限が来れば貸し出し延長を申請するという状態がしばらく続いた。これではいけないと思いながらもまだ読み終えていない本を返すに忍びない、読み終えないうちにこれは面白い本かもしれないと別の本に予約を入れる、これを繰り返して上限に達していた。しかし10冊は多すぎる。今週予約していた本が3冊来て身動き取れなくなって、エイッと6冊ほど返した。
ちなみに借りていたのは
 目で見る美しい量子力学 外村 彰/著 サイエンス社
 糸島モデルコース25 2023-2024 ぐる~り糸島別冊 聞平堂
 天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで ブルーバックス 天野 浩/著 講談社
 Newsweek(ニューズウィーク) 日本版 2023年9月12日号 CCCメディアハウス 20230912
 私の1960年代 山本 義隆/著 金曜日
 食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書 エリザベス・ギルバート/著 ランダムハウス講談社
 古代の世界現代の省察 ギリシアおよび中国の科学・文化への哲学的視座 G.E.R.ロイド/[著] 岩波書店
 ソフィストとは誰か? 納富 信留/著 人文書院
 プラトン 哲学者とは何か  納富 信留/著 日本放送出版協会
 BOOKMARK 2 翻訳者による海外文学ブックガイド 金原 瑞人/編 CCCメディアハウス
の10冊で、このうち2番目、4番目、7,8,9,10番目を返した。2番目(糸島)と10番目(BOOKMARK)は読んでみると手元に置くガイドブックとして有用そうなので別途買うことにした。7(古代の),8(ソフィスト),9(プラトン)は放送大学でギリシア哲学をとっていたのでその関連で読んでいたものだから、講義も終わって返すのは普通なのだが、まだ理解できていないところが多々あって抱えていた。頭に入りきれない、でもこれ以上はプラトン全集を読む方に移るべきかとも思えて返すことにした。
1番目と3番目は量子力学関連で見ているが、これもまだ理解できていない、もう少し、と延ばしている。もう無理かもしれない、時々そう思う。特に1番目の量子力学は写真をHon0927a 見るのはいいが書いてあることは理解しやすいようには書かれていない、そういう世界なのだろう。新たに予約して借りたのはリーマン予想の本で(素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦 ジョン・ダービーシャー/著 日経BP社)こちらも少々難しそうだ。また抱えそうだ、でも知らない世界に入り込んでいく感覚が面白くてこんなことを続けている。
どうせ死すべき運命からは逃れられないのだから気ままに生きていくか、そんなことばかり念じながら時が過ぎて行く。

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2023年9月24日 (日)

アクロスで九響のアクションペインティング付きロミオとジュリエットを

九州交響楽団の公演で9月下旬にアクションペインティング付きロミオとジュリエットが聴けるというか見れるというので今月になって思い出したように申し込んだら前回と同じく最後列の真ん中あたりとなった。どういう舞台になるかわからなかったが絵を見ることになるならこれは前の方の席をとりたかったが、しょうがないかと出かける。
12時過ぎにアクロスの駐車場に入れる、いつもの公園下駐車場は満だった、祝日だけに人出が多いようだ。
アクロス地下の菊竹珈琲Qkyo20230923 堂で待ち列に並んでランチを食べる、丁度いい感じだ。隣のMKレストランは見てる間に長蛇の列となった、さすが祝日の天神だ。
開演まで少し時間があるのでぶらぶらしていると天神中央公園のチャイナフェスティバルというのに出くわす、新聞やテレビにアナウンスもなくこんな催しが行われていたなんてどういうこと、と思ってしまう。舞台での踊りや出店もChinafes0923 いろいろありここで食べても良かったかとも思ってしまう、後で調べると日中平和友好条約締結45周年記念事業の一環で2週間前に代々木でやったものが巡ってきたということの様だ。何の広報もないのはどうしたことなのだろう、処理水問題を巡って政府間がうまくいっていないということの波及なのだろうか、でもこんな時こそ民間レベルの交流は大事なように思ってしまう、もったいない。
アクロスの会場に入る、14時開演だ。
指揮者のフルートも含めてフルート2本の合奏曲2曲がまず演奏される、ドップラー作曲だQkyo20230923b 。ドップラーといえばハンガリー田園幻想曲で知られるがその様な感じではない軽さがあって聴きやすい。休憩後、バレエ組曲ロメオとジュリエット(プロコフィエフ作曲)、となり、ティナオサラというフィンランド人アーティストによるアクションペインテイングがオーケストラの後ろの白いボードに描かれていく。思ったより後ろの席の方がむしろ見やすい。演奏は弦の響きも美しく管楽器も好く鳴っていて快いがペインティングの描くイメージと自分のイメージが合わない、なるべく絵を見ないようにして曲を聴く。長い。今物語のどこらへんなのか、と思う。それぞれの幕/曲のタイトルを電光板にでも表示してくれればと思ってしまう。長い。聴き疲れてくる。1時間でようやく終了。拍手もどこか疲れている。終わって九響カフェに寄ってコーヒー/クッキーで一息ついて帰宅。
なかなかのコンサートだったが、もう一工夫、という思いがどうしても消えない。それにしても曲に合わせて自由に絵筆を動かすというのは面白そうだ、自分でもやってみようか、そんなことを思っている。確かに刺激的だ。

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2023年9月21日 (木)

ヒメウコンエダシャクを初めて見たり

まだまだ暑い。なんで今年は9月の半ばというのにこうも暑いのだろう、去年は、おととしはどうだったのだろうと調べてみるといずれもこの時期台風(22年14号、21年14号)が日本付近にあって福岡には去年は暑い風をもたらしおととしは北の冷たい風を引き込んでいる、今年は台風でもないのに暑い、理由もなく暑い、というのが暑さを余計感じる原因にもなっているように感じる(図は順に今年、昨年、おととしの9月中旬の衛星画像)。  そんなこともあってあまり出かける気もしなくて、このところ自宅付近を散歩したり自宅に飛んでくる虫を見つけたりする日々を送っているが、初めて見るものもいくつかあり、それはそれで面白い。

202309182122jstamekumo_b 202209182122jstamekumo_b202109162122jstamekumo_


まずはヒメウコンエダシャクだ。近くの公園の茂みにひらひらと何かが飛んでいるのを見つけた、蝶でもないが蛾にしても変な飛び方だ。何とHimeukonedasyaku0911ca21 か写真に撮って戻ってグーグルの画像検索にかけてみる。すぐにこれだ、という候補の写真に行き当たる。AIのお陰というべきだろう、全くAIの広まりには感謝しかない。これがうまくいかねば気の滅入るような図鑑調査でわかるかどうか、というところになる。グーグル検索で分かったが一応手持ちの図鑑でも見てみると何と図鑑の誤記も見つけてしまった。早速出版元にメールする。
ヒメウコンエダシャクは基本的に南方系の蛾でインドネシアから日本南部あたりに分布しているようだ。九州でも宮崎あたりHerigurotentounomihamushi0913aa1 出の写真はネットにあるが福岡で撮影というのは探してもない、この辺にはあまり来ていなかったようだ、今年の南風ばかりが吹く暑苦しい気性のせいで現れたような気もする。
他にはヘリグロテントウノミハムシという虫を自宅のオリーブに見つけた。初めて見るが、それほど珍しい虫でもないようだ。幼虫がヒイラギモクセイ等の葉を食い荒らす害虫とされている。自宅にはヒイラギナンテンがあってこれを食っていたのかもしれないが、大した被害は受けていない。害虫という言い方はいかにも人間中心の尊大な言い方だが。
クロマダラソテツシジミ、これは自Kuromdrsotetusjm0903aa1 宅庭にはこのところ毎年出現していたが今年はことのほか多い。他のシジミチョウは殆んど見ないくらいにシジミチョウといえばクロマダラソテツシジミという状態にある。ソテツにつくシジミで南方系ということになる。自宅には種から育てているソテツがあるが今年の新芽はことごとく食い荒らされている、この幼虫が犯人なのだろう。しょうがないが出来れば共存したい。
ムシャクロMusyakurotubame1011a1a ツバメシジミというのも時々出る。原産地の台湾から生息域を北へ広げているようだ。
ともかく多くの生物にとって温暖化は好ましい気候のようだ。これまで住めなかった北の地域へその生息域を広げられる。温暖化を恐れるのは人間及び限られた種なのではないか、地球の多くの生物はそれを謳歌しているのではないか、それを止めなければならないというのは人間の傲慢さではないのか、甘んじて受け止めるそんな態度が必要なのではないか、そんなことを思っている。

 

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2023年9月19日 (火)

今年1月のネパールの墜落事故原因があんまりで

9月にアマゾンで釣り客を乗せたエアタクシー機が悪天候で着陸に失敗し乗員乗客14名全員が死亡した事故があったが、このところエアラインとしての墜落事故は年1回程度で、今年は1月にネパールで72人が無くなるYite航空の墜落事故があったっきりだ。その後の事故調査はどうなったのだろうと調べてみると事故の翌月2月にデータレコーダ/ボイスレコーダを解析した速報がネパールの事故調から出たっきりで最終報告書はまだ出ていない。しかし、2月の報告でおおよその事 故の推移は解る。結論から言えば事故発生時操縦していたのは副操縦士でこれを助ける立場の機長が操縦士のコールに従ってフラップレバーを操作してフラップ30度下げとする所を隣のコンディションレバーを操作してプロペラをプロペラフェザー(無推力状態)にしてしまってエンジンは推力を失い回復手順が間に合わないまま最終旋回中に失速墜落した、ということのようだ。信じられない誤操作だ。レバーは近い位置にあるとはいえ、経験Yeti651accident 豊富な機長が間違えるとはと思ってしまう。誤操作の原因を明らかにするところで最終報告に時間がかかっているのかもしれない。ともかく完全なヒューマンエラーだ。
ひとつ前のエアライン墜落事故である2022年3月の中国東方航空MU5735便墜落事故も正式な事故報告書は出されていないがウオールストリートジャーナルが報じる(データレコーダ、ボイスレコーダ解析に接しえたと思われる)米国当局筋の情報では、乗員の一人が故意に墜落させたということのようで、人間の問題をどう安全に導くか、これが航空機安全の最後の壁のように感じられてしまう。
航空機事故で死亡する確率はクルマより遥かに低いものになっているとはいえ、人の関わることには絶対はない、それが人間というものなのだろう、この宇宙で生きていくということなのだろう。

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2023年9月13日 (水)

九響の9月の定期演奏会が

なるべく月に1回以上はコンサートを聴きに行くことにしているが、9月の分は8月の手配が気が付いたら遅れてしまって8月22日にやっと9月7日の九響定期演奏会を手配する有様で1階の最後列となってしまった。ちなみに次の9月23日も手配遅れで同じく最後列だ。左右は中央付近なので、アクロスではそう悪い席ともいえないような気も202309kyukyo する。9月7日の出し物は
シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
ブルックナー/交響曲 第9番 ニ短調
の2曲で、どこかで聴いたような気もするものの良くは知らない曲だ、ピアノは伊藤恵(64)、指揮は秋山和慶(82)といずれもベテランで、楽に聴けていいかもしれない、と思って出掛けた。アクロス地下の「ひらおの天ぷら」で夕食を食べてちょうどいい頃に会場に入る。
まずは、シューマンのピアノ協奏曲だ。ピアノが弱い感じで後ろの席ではピアノがオーケストラに埋もれるように思えてしまう。以前ルイサダのコンサートを前の方の席で聴いた時のピアノのうるさいばかりの音の記憶があって後ろで結構と思っていたが、そういうことばかりではないようだ。まあしょうがない。そう思って次のブルックナー9番に移る。ピアノは勿論ないが代わりにといっては何だがやけにホルンが多い(9本)上に内4本はワーグナーチューバと持ち替えで、更に目立つ。ワーグナーチューバは初めて見たがワーグナーがニーベルングの指輪を演奏するときに初めて使った中低音域の金管ということらしい。見た目が派手に大きい。曲が始まるとそんなこともあって音が激しい、激しすぎる、無暗に走るブルックナーらしいが、前の席でなくてよかった、と素直に思ってしまう。
2曲を合わせると、どこに席が取れればよかったのだろうか、ちょっと変わった選曲、とも思ってしまう。
まあ、こんなこともある、それが生で音楽を聴く面白さでもあるのだろう。

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2023年9月 2日 (土)

2023年8月の福岡市南区周辺及び訪問先の野鳥

暑い日が続き、野鳥の出現も限られている日々が続く。いつも育たない新市楽池のバンのヒナは今年は順調に育っている、いつもの夏のようでも少しずつ違う夏が過ぎて行く。
 
手元のメモに残された記録は下記の通り:
 
2023.8.2 16:30 晴れ 風力0-1 2Ci200 2Ac080 2Sc060 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ2  新市楽池:バン親1+雛Suzume0802aa1 1、スズメ2
2023.8.3 10:10 晴れ 風力0-1 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 カワウ1、バン親1+若2、マガモ5、アオサギ1、スズメ、ドバト
Banwaka0803aa1
2023.8.4 17:30 晴れ 風力1-2   日光市東武日光駅付近の野鳥  ツバメ5-6、ツバメ巣2、キジバト1
Tsubame0804a 2023.8.5 10:40 晴れ 風力0-2 日光霧降高原の野鳥 ホオジロ、ホトトギス声、トビ、アオジ声、ハチクマ、コゲラ、カラス、ウグイス声、シジュウカラ
 
2023.8.6 6:30 晴れ 風力0-1 日光市土呂部の野鳥 ホオジロ、シジュウカラ、センダイムシクイ声
Hoojiro0805aa1
2023.8.8 10:50 晴れ 風力1-2 4Cu040 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 スズメ10±、ドバト35±、マガモ9、ホシハジロ♀1、バン2+若2+ヒナ5、
 
Hosihajr0808a 2023.8.10 14:20 小雨 風力0-1 8Cu010 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 マガモ8、ホシハジロ♀1、アオサギ1
 
2023.8.11 10:20 晴れ 風力0-1 2Cu050 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ハクセキレイ1、アオサギ1、 新市楽池:ハシボソガラス2、バン2、アオサギ1,スズメ7、(ハグロトンボ、チョウトンボ、(オオ)シオカラトンボ、ギンヤンマ、)
 
Kawasemi0813ca1 2023.8.13 16:40 曇り 風力1-3 5Cu020 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ12+、アオサギ1、カワセミ1、ヒヨドリ1、ドバト5、マガモ1、メジロ声、 新市楽池:バン成鳥1+若1, 鹿助池:チュウダイサギ1、アオサギ1、バCyudaisagi0815a ン声、(ハス つぼみ)、
 
2023.8.15 13:00 曇り 風力1-3  福岡市南区長丘周辺の野鳥  鹿助池:チュウダイサギ1、スズメ、カワウ1、ドバト、アオサギ1、マガモ♀1、(ハス 開く) 中公園:スズメ30+
 
2023.8.17 16:00 雨 風力1-2 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 マガモ12、ホシハジロ♀1、アオサギ1、カワセミ1
 
2023.8.20 17:20 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ドバト4、スズメ4、ムクドリ6、ハシボソガラス(ワタリガラス?)1 新市楽池:バン2,コゲラ声
 
2Watarigarasu0820aa1 023.8.23 16:00 曇り 風力0-1 8Cu030 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ドバト5、スズメ30-40、エEnaga0823b ナガ5+ 新市楽池:エナガ3+,シジュウカラ3+ 鹿助池:マガモ4、
 
2023.8.24 14:20 晴れ 風力0-1 2Cu070 福岡市南区長丘周辺の野鳥  鹿助池:ダイサギ1、ムクドリ2、ドバト8、スズメ7+、マガモ2♂♀ 新市楽池:- 中公園:ムクドリ40+、スズメ20±、カワセミ1、ハシボソガラス声1
 
2023.8.260 10:30 曇り 風力0-1 3Cu070 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 マガモ11、ホシハジロ♀1、アオサギ1、ドバト35±、スズメ10+、バン3(成鳥1子2)
 
2023.8.28 16:30 晴れ 風力0-1 4Cu030 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ5±、ハシボソガラス1、(ショウジョウトンボ、アオスジアゲハ) 新市楽池:- 鹿助池:チュウダイサギ1、アオサギ1、マガモ2♂♀
 
Aosagi0831g 2023.8.31 16:00 曇り 風力0-2 8Cu030 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ10+、カワセミ1、メジロ声1、アオサギ1、(チョウトンボ、シオカラ、ギンヤンマ) 新市楽池:バン2  鹿助池:チュウダイサギ1、アオサギ1、マガモ2♂♀、スズメ5±
 
 
写真は上左から 、スズメ(8/2新市楽池)、バン若(8/3新市楽池)、ツバメ(8/4日光)、ホオジロ(8/5霧降)、ホシハジロ(8/8西の堤池)、カワセミ(8/13中公園)、チュウダイサギ(8/15鹿助公園)、ワタリガラス疑(8/20中公園)、エナガ(8/23中公園)、アオサギ(8/31中公園)

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