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2023年10月 6日 (金)

「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」特別展を太宰府で見る

太宰府の九州国立博物館で「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」という特別展が開かれていると新聞やテレビで紹介があることもあって、平日なら混んでもいないだろうと出かけた。ここの博物館で気になるのは昼食をどうするかだ、コロナ前なら博物館の1階コーナーで簡単な食事ができたりホテルのレストランも出店していたりで昼食の心配はなかったのだが、コロナ以降食事施設はすべて閉じられた。それでもキッチンカ―が来たりしてなんとか食べれるようにはなっていたのだが念のため電話で確認するともうキッチンカーはやってないという。ビジネスとして成り立たなかったのだろう。ともかくコロナ以来世知辛く窮屈になってきた感をあちこちで感じる。しょうがない。昼前に出て途中のファミレスでランチを食べることにして出発する。
1時少し前に入館、そんなに混んでいない、見るにはちょうどいい感じだ。予備知識は殆どなかった、インディジョーンズが出てきそうな古い遺跡がメキシコにはいくつもあるという位だ。後で調べるとこの展示会は今年の6月-9月の期間に東京の国立博物館で開催されたのが巡回してきたもので、ここを終わると来年2月は大阪となっているようだ。それなりの規模だ。遺物の年代は最も古いもので(写真左のひすい石偶)紀元前11-前5世紀位で表記に5-Dsc_0158x 600年の幅を持たせてある、出土品だけからは年代決定が細かくはできないようだ。縄文後期くらいだ。アメリカ大陸の原住民はベーリング海峡を越えて北米に入ったと言われておりどこかで縄文とつながっているかもしれない。デフォルメされた人物像はどれも大きな耳の丸を持っていて気になる、福耳が豊かな印だったのだろうか。小さな粘土像のリアルな造形も気になった(写真下左から3つ目)、可成り巧みな技術を持った民族のように思える。16世紀前半にスペインの侵攻を受け略奪破壊で文明は終わる。最後にスペインの収奪を逃れた金製品が最近発見され展示されていた。何とも痛ましい思いがする。それにしてもこの文明はどのようにして形成されたのだろうか、古代メキシコの壮大なピラミッドには実はエジプトの知恵が伝わっていたということはないのだろうか。
人類は本当はどのような歴史を経験してきたのだろうか、まだまだ謎だらけだ、そんなことを考えながら会場を後にした。

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