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2024年2月 8日 (木)

博多座で染五郎と幸四郎の歌舞伎を見る

博多座では時々歌舞伎の公演があって、今月はせっかくだからと二月花形歌舞伎を見に行った。福岡はこんなところが楽でいい。切符はネット購入で今回は当日博多座で発券としてみたが自動発券機はガラガラで全く問題なく発券できた、次からもこれにしよう。出し物一つ目は江戸川乱歩の「人間豹」という作品を歌舞伎にしたものらしい、新Kabuki0207b作歌舞伎だ。松本幸四郎/市川染五郎の親子が主演という形で、染五郎という名はラマンチャの男で有名だったと記憶しているが、あの染五郎との関係は?と休憩時間に座席でスマホでしらべてみる。ここで演じているのは八代目市川染五郎であのラマンチャの染五郎(六代目)の孫だった、すぐわかる、便利な時代だ。3階の最前列の席だが、3階ではあちこちから、高麗屋!の声が飛ぶ、隣の隣からも発声あり、いかにもベテランという風情の大向うだ。真似してみたくなるがとてもできない。
芝居は新作だがおどろおどろしさや1階から3階までの宙吊りや二役早変わりや、いかにも歌舞伎!という「らしさ」に満ちていて十二分に楽しめた。松本幸四郎/市川染五郎は2つ目の演目である鵜の殿様でも主演として出ずっぱりで体力が良く持つなあと感心もする。時の流れを脈々と伝わっていく歌舞伎という芸能のリアルを見る思いだ。いい芝居だった。
20時頃に地下駐車場から戻る。寒さはまだまだ終わってくれない。

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