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2024年5月27日 (月)

セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシに出会う

このところ出不精になっていて庭の植物の世話をする時間が以前より多くなっている気がする。毎年きちんと几帳面に季節は巡るのだが1回ごとに新しい春が来、梅雨が来る。毎日が新しいおやということで満ちている。。昨日今日おやと思っていることの一つに庭のセイタカアワダチソウの若い草に着いたセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシがある。そもそもは捨て置いた鉢に芽を出した雑草のような草があったのだが何だかよく解らないので大きくなるまで見守っていようかと捨て置いていた。同じころ同じようにほっておいた小鉢の草がペチュニアだったことが花が咲く頃になってやっと解ったということがあって、何だ雑草かと急いで抜くのは面白くない気がしていた。次第に伸びてくるとやっぱりそこらに生えているSeitakaawadachisouhigenagaaburamusi0527b 雑草と同じようで何だと思いながらもせっかくだからとそのままほっておいた。昨日になって草の茎の部分にアブラムシのような赤いムシガびっしり取りついていて不気味ではあるが画像検索でわかるかなと写真に撮って調べてみるとすぐ名前が分かった。それがセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシだった。この虫はセイタカアワダチソウに着く唯一のアブラムシの種類だそうで、草もセイタカアワダチソウと確定した。何だとは思うが大きくなって特徴的な花が咲くまでにならないと茎葉の形だけからはそうとはなかなか断定しにくいような気もしている。虫の方は無論帰化生物で1991年に帰化が確認されたようだ。英名をred goldenrod aphid、学名をUroleucon nigrotuberculatum といい、セイタカSeitakaawadachisouhigenagaaburamusi0527a アワダチソウを追うようにして日本にやってきたようだ。goldenrodは北米では一般的にはセイタカアワダチソウをそう呼ぶようで、英名は赤いセイタカアワダチソウに付くアブラムシの意のようだ。和名は色ではなくひげ長という形態に着目しているところが面白い。ミクロスコピックに見たがり大雑把な色は名前にしないというところが日本人らしい気がする、短所でもあるかなと思ってもしまう。
虫ひとつでもいろいろな世界が広がる思いがしてのんびり過ごす日々も捨てがたい。

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