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2024年6月27日 (木)

ホタルは非日常に満ちていて

ホタルを見に、毎年のように行っていた那珂川の中ノ島公園を6月19日に訪れた。関東で那珂川というと栃木北部から茨城を抜けて太平洋にそそぐちょっと大きな川のことだがここ福岡では背振り山を発して博多湾にそそぐ川のことを言う。古代の 儺県(なのあがた)(魏志倭人伝に登場する奴国につながっているとされる地域)を流れる川 の意の、儺が川 が語源のようだ。呼び名からも長い歴史を感じてしまう。中流域にある川の緩やかな蛇行を利用した公園が今回の帆とる見物の中ノ島公園だ。夏至のころだから午後8時くらいになってやっと暗くなる。夕食を終えて一息入れてこれるので来やすい。駐車場もわずかに離れたヘッドライトが気にならないあたりに準備されている、那珂川市の市域で福岡市のようにクルマに冷たい行政ではないように感じられるところもいい。
去年はコロナの余波がまだ感じられて訪問に抵抗感があったが今年はそんなことはない。
いつも見る橋を渡った北側の奥で見る、それほど混んではいない。ホタルはいつものようにしっかり飛んでいて見飽きない。
飛んでるところを撮影しようと一眼レフと三脚を持ってきたのだが、シャッター開放のセッティングが暗闇で思うようにできず、ISOを上げて普通に暗めに写す羽目になった、準備はしてきたはずなのにいざとなるとうまくいかない、こんなことが少しずつ増えてきた気がする、年を取っていくということはこういうこHotaru0619ba1 となのだろうと思っている。撮れた写真を後で見てみると眼で見た感じと割と近い。飛行軌跡を後びかせる写真が一般的だが見てる時は動きはあるがそんな後引きは見えない。こんな写真もまた味がある。
2-30分くらい眺めて引き上げる。駐車場は無料だが一応駐車券が発行されて帰りにこれでゲートを開けて出るようになっている。出ようとするとポケットにしまい込んでいた駐車券がよれてしまって機械が認識しない、困った、いったん後ろの車に下がってもらって列を離れて駐車券を手でしごく、これしかやれることがない。やれるだけやって機械に入れると今度は何とか認識してゲートが開いた、何とかなったがこれは怖い。
 
やはりホタルは非日常に満ちている、そこがいいような気がしてきている。来年は何が起こるだろうか。

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