サンフランシスコの夏が涼しいのが少し気になって
北米西海岸に沿って北から南に流れるカルフォルニア海流はアラスカで冷やされた海水も流れ下るため低温になりがちだがそのほか湧昇流のためにも低温になるようだ。南下する海流はエクマン効果(要するにコリオリの効果)で右へとねじられるがこれを補うため深海から湧昇してくる海水の温度が低く海流の水温がさらに低くなるというのだ。確かにN OAAの計測値でも明らかに低い。しかし今年は平年に比べてさらに下がっている。
なんで今年はそうなのか、よく解らない、そのくらいの変動はあるということかもしれない 。
それにしても、日本の今年の夏の気温が高い、地球温暖化のせいといってしまうのは短絡的という気もする。地球規模の気温の変動をローカルな場所の気温と直結して考えるのは少々無理があるというものだろう、例年になく暑いところがあれば
例年になく涼しいところもある、それが地球の現実なのだろう。決められたシナリオで報道したがるのがマスコミだ、マスコミに煽られないクールな生き方が肝要なような気がしている。
添付図1:福岡市とサンフランシスコに近いオークランド空港の気温垂直分布図 低高度でオークランド空港は急に気温が下がっている。
添付図2:海水温分布図 米西海岸沖に低温の海流
添付図3:海水温平年差分布図 今年は米西海岸沖がいつもより低温
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