放送大学で家族と法を学んでみる
放送大学の今期は「人生100年時代の家族と法」というやや長い名前の講座をとってみた。要するに家族と法だ。家族の関わる法律ということから民法が中心となるが、どちら かというと家庭裁判所が取り扱う案件と思った方がいいようだ。その意味では今の朝ドラ「虎に翼」とラップするような気がしてタイムリーな感じがしている。一昨日試験も無事終わって、一段落だがなんとなく暫くはこの課題との付き合いが続いて行くような気がしている、朝ドラというのではなく、そろそろ終活か、と思い始めているからなのだろう。
それにしてもちょうど改正されつつある民法を対象としているだけに2023年上期から始まったこの講座でもまだ2022年12月改正が国会を通過しきれない時期に講義資料がつくられ講義の放送がビデオ撮りされていて、たぶん成立するはずという見込みで説明されている部分もある、本当はどうなったのだろうと最新のポケット六法を通販で取り寄せたりもした(改正は予定通りだった)。女性の再婚禁止期間の廃止や嫡出推定の見直し・認知制度の見直し等がこれにかかる、個人的にはそんなことが身近で起こる時期は過ぎてしまっていてそうかいという感じだが社会に与えるインパクトはそれなりにありそうだ。講義は社会保障制度、介護、高齢者・障碍者、住居・施設、相続、事業継承、ワークライフバランス、などこれは切実に知っておくべき知識と思われたり日々のニュースでの話題に直結した問題等々で満ちており、泥臭いようではあるが、これまで放送大学の講義で学んできたものとは異質な生活そのものに直結している点がかえって新鮮な気がしてくる。誰しも学ぶべき内容のように思えてもくる。相続などは両親の死亡時に大分実地に学んだがそれももう少し変わってきている、民法の動きというものを感じる。スタティックな学びでなく動いているフローの勉強だ、100年後は随分と変わることだろう、学んでいく中で社会の変わりゆく速さも感じてしまうのが面白い。いろいろ面白くて、学び続けること、これは止められそうにない。
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